身体への負担の少ないウォーキング

有酸素運動は、エネルギー源として脂肪が燃焼されるため、ダイエットには欠かせませんが、その中でもウォーキングは膝や腰への負担が軽く、体力に自信がないダイエット初心者でも続けやすいことが特徴です。

ウォーキングはダイエット効果に加え、健康から美容までさまざまな効果をもたらしてくれます。

脂肪燃焼効果

ウォーキングの有酸素運動は脂肪をエネルギーとして燃焼させるため、内臓脂肪や皮下脂肪を効果的に減らすことができます。

ウォーキングは負荷が軽いため息が上がりにくく、酸素をしっかりと取り込むことができます。脂肪燃焼させるにはしっかりと酸素を取り込まなければなりません。ランニングやジョギングは高い負荷をかけることによって無酸素運動となってしまうため、脂肪を効率よく燃やすことができません。

ウォーキングダイエットは運動不足の人や体力に自信がない人に最適です。ランニングやジョギングの高い負荷で行いたい人は、ウォーキングで体力をつけてから挑戦することがベストです。

筋力の向上

ダイエットは、無酸素運動である筋トレも同じくらい重要です。なぜ重要なのかと言いますと、人は生命維持のために何もしていない時でも脂肪を燃やし続けていて、これを基礎代謝と言います。基礎代謝の量は筋肉をつけることで高めることができます。つまり、筋肉が多いほど基礎代謝が高く、脂肪がよく燃えるようになります。

ウォーキングダイエットは、腕をしっかり振ることで足だけでなく全身の筋肉を鍛えることができます。女性は筋肉太りが気になるかと思いますが、肥大しにくいと言われる遅筋が鍛えられますので、心配する必要はありません。さらにふくらはぎが鍛えられると筋ポンプ作用が向上し、血流が改善することでむくみ太りを解消することもできるのです。

ストレスの軽減

人間は脳の酸素量が不足するとイライラしますが、歩くと静止時の30~50%も多く酸素を脳に供給することができます。この状態を20~30分ほど続けていると、脳内でセロトニン・ドーパミン・β-エンドルフィンが分泌します。

このセロトニン・ドーパミン・β-エンドルフィンは幸せホルモンと呼ばれています。各ホルモンは、アプローチの方法は異なりますが、人に幸福感をもたらし、ストレスホルモンから守ってくれます。

特に、ウォーキングのようなルールに縛られず自由に行える運動は、幸せホルモンの分泌に適しています。

美肌効果

有酸素運動は血液の循環を整えます。血液循環がよくなると皮脂の分泌が増え、肌がしっとりとした潤います。また、シミ・くすみの原因となる紫外線や肌荒れを引き起こす花粉など、外部の刺激から肌を保護し、肌トラブルを防ぎます。

幸せホルモンのβ-エンドルフィンの効果は、気分の高揚感だけではありません。自然治癒力を高めたり老化を防ぐ効果も持っていますので、肌が美しく整っていきます。

心肺機能の向上

ウォーキングダイエットをはじめると、最初のうちは息がすぐに上がってしまいますが、慣れてくるとすんなりと歩けるようになります。これは、気づかないうちに心肺機能が鍛えられているからです。

心肺機能が高まると、血流の改善により以下のような効果を得られます。
・冷え性改善
・免疫力アップ
・体力アップ
・血圧の正常化

ウォーキングダイエットは脂肪を減らすとともに、このような働きも期待できるので、不規則な食生活や運動不足などによる健康トラブルの予防・改善にとても適しています。

脳の活性化

ウォーキングをすると足の筋肉が活発に使われ、脳が刺激されます。その後、思考・理性をつかさどる前頭葉や、認知・記憶をつかさどる側頭葉の神経や血管、神経細胞が増えます。思考力がアップしたり記憶力がアップしたりと、脳の働きが活発になります。

運動と脳の活性化については、様々な研究論文が発表されており、認知症患者の治療にこういった運動療法が取り入れられるケースも多いそうです。

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