サッカー用語の「シミュレーション」とは

シミュレーションとは、ファールをされたフリをすることで、英語でも「フリ、見せかけ」などの意味を持ちます。実際にはファールをされていないが、自ら倒れ込んでファールに見せかけることで、審判を騙そうとする行為がシミュレーションです。加えて、怪我したフリをして時間を稼ぐ行為などもシミュレーションの一つです。

もし、審判にシミュレーションと判断された場合には、反スポーツ的行為に対する警告としてイエローカードが出され、程度によってはレッドカードが出されることもあります。反スポーツ的行為とは、スポーツマンシップに反し、アンフェアであるとされる行為になりますので、シミュレーションは反則の一つとされています。

ただ、もしシミュレーションがファールと判断された場合、フリーキックを獲得することができます。そのため、競技者としてはシミュレーションが有効に働く場合もあります。このため、日本では否定的に考える方が多い一方、海外ではシミュレーションを一つのテクニックとして認識していることもあります。

VARによりシミュレーションが明確に

近年、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入により、シミュレーションがより正確にジャッジされるようになっています。審判がリプレーを見れるようになったことが、シミュレーションかどうかの判断がより正確になった理由です。

ただ、接触があったとしても本当に倒れるほどの接触だったかを判断するのは非常に難しく、また、審判がリプレーを見ることができるようになったことで、少しの接触でも大げさに倒れる選手が増えている面も。そのため、大げさかどうかは関係なく、審判は接触がファールの対象になるのかだけを冷静に判断しなければなりません。

特に、試合結果を大きく左右するペナルティエリア内でのシミュレーションには注意しなければなりません。

シミュレーションはマリーシアではないの?

マリーシアというサッカー用語と似ている気がしますが、マリーシアは「ずる賢さ」を意味するブラジル発祥のポルトガル語で、戦況を把握して、試合を上手に進めることを指します。

具体的には、審判に対してアピールすること、ファールを誘うこと、戦況に応じてボールをキープすること、戦況に応じてポジションやフォーメーションを大幅に変えることになります。例えば、勝っているチームが終了間際にパスで時間を稼ぐのもこれに当たります。

では、シミュレーションとマリーシアの違いは、「スポーツマンシップの有無」において異なるようです。シミュレーションは審判を欺くスポーツマンシップに反するプレーとして、マリーシアはルールに則った上で賢さが伴ったスポーツマンシップがあるプレーとして捉えられています。

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