みなさんはノンテンダーという言葉を聞いたことはありますでしょうか。
メジャーリーグでは既に使われいる言葉で、2021年オフに日本ハムファイターズが選手にノンテンダーを提示して、話題になりましたね。
今回はそんなノンテンダーについて少しですが紹介したいと思います。

【ノンテンダー】

ノンテンダーnon-tender のtender(テンダー)は、「〜を申し出る、提出する」という意味で、これにnonがついていますので、球団が、選手に対し来季の契約を提示しないという意味になります。

球団がその選手に来季の契約を提示せずに、自由契約になると、市場に放出することになりますので、元の所属球団との再契約も含め、全ての球団と交渉が可能となります。

ノンテンダーの目的は、基本的には球団のコストカットで、米国では、主にその選手との契約がコストに見合わなくなった際に用いられてきました。

選手・球団のメリット

自由契約なのでその選手と他球団との交渉が成立する可能性が高く、再契約となった場合も、年俸を抑えられる可能性が高いというメリットがあり、戦力外通告とは異なり、「選手のため」という体裁を整えることが出来ます。また、チームの「中間層」を放出することで、若手にチャンスを与えることができます。

選手にとってのメリット
FA行使では人的補償や金銭補償が獲得先球団に発生し負担となりますが、自由契約となると補償が必要ないため、他球団に獲得してもらえるチャンスが多くなります。
また、FA権を行使する必要が無いため、FA権をそのまま保持出来るなどのメリットもあります。

日本ではこれまであまりなじみがありませんが、もともとMLBでは、毎年12月初旬に開かれるウィンター・ミーティングの1週間ほど前を目安にノンテンダー・デッドラン(期限)が決められていて、その前に発表があります。

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