侍ジャパン、再び世界一の座へ!

2017年に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、来月11月10日~13日、侍ジャパンの強化試合であるメキシコ戦とオランダ戦の全4試合が東京ドームで行われます。世界一奪還に向けた大事な前哨戦となるこの強化試合のために我らが横浜DeNAベイスターズから選ばれた3名の選手をご紹介します。

横浜の“小さな大魔神”!山崎康晃(やまさきやすあき)

1992年10月2日生まれ。東京出身の2年目。2014年のドラフト1位。最速151キロのストレート、スライダー、ツーシーム、カーブ、ナックルを操る元は先発完投タイプの投手。

ルーキーイヤーに当時の中畑監督自ら開幕前にクローザーに指名される。新人が開幕からストッパーとして起用されることは異例ですが、1年目の成績は2勝4敗37セーブ7ホールド、防御率1.92を記録。新人連続セーブ機会成功、新人シーズンセーブ数の最多記録も保持している。この結果も含め、横浜DeNAの選手としては初めてのセ・リーグの新人王に選ばれた。2016年、二年目の今年、2年連続でオールスターゲームファン投票でセ・リーグ抑え投手部門の1位を獲得。しかし、8月には月間防御率が15.12に達するほどの不振に陥った。一時はクローザーから外れたが、9月以降は復調の兆しを見せる。防御率は3.59と前年よりは悪かったものの、59試合に登板し2勝5敗33セーブと2年連続シーズン30セーブを達成。来季も絶対的な守護神としての活躍が期待されます。

また、横浜スタジアムの登板時は、ファンが登場曲に合わせて「康晃」コールをしながらジャンプをする「康晃ジャンプ」と呼ばれる応援が行われる。

伸び盛りの2年目左腕!石田健大(いしだけんた)

1993年3月1日生まれ。広島出身の2年目。山崎投手と同じ2014年のドラフト2位。左投左打の投手。キレのある速球とスライダー、チェンジアップ、カーブなどを操る本格派左腕。

ルーキーイヤーの2015年、開幕に出遅れたものの、7月に先発投手として一軍デビュー。8月に一軍初勝利。一軍公式戦では防御率2.89とまずまずの好投を見せたものの、最終成績は2勝6敗に終わった。
ラミレス監督に変わった2年目の2016年、開幕から一軍の先発ローテーションに定着。5月には先発登板で4戦全勝、26イニング連続無失点(通算27イニング1失点)という好成績によりセ・リーグ投手部門の月間MVPに選ばれた。レギュラーシーズンでは25試合に登板し、横浜の左腕投手としてはトップの9勝(4敗)、防御率3.12という好成績を残すとともにチーム初のCS進出に貢献した。ラミレス監督から「シーズンを通じてチームで一番安定している投手」という評価を得ている。

横浜から日本の主砲へ!筒香嘉智(つつごうよしとも)

1991年11月26日生まれ。和歌山県出身。2009年のドラフト1位、右投左打の野手。

2010年、高校時代より超高校級内野手として注目を浴びていた筒香は、高卒新人ながら二軍で4番に起用されていた。その際の活躍により10月に一軍デビュー。その二日後に一軍初安打となるソロ本塁打を放つ。2013年に巨人に移籍した村田修一選手がつけていた背番号25に変更。2014年には現在の左翼にコンバートされる。
チームのキャプテンに就任した2015年には、チームの四番として定着し、打率.317(リーグ3位)、24本塁打(同4位)、93打点(同3位)、157安打(同3位)の成績を残し、出塁率、長打率、OPS、塁打数ではトリプルスリーを達成した山田哲人選手についでのリーグ2位、得点圏打率でも.344(同3位)と勝負強さにも磨きがかかりました。

2016年の今年は7月に日本プロ野球初となる3試合連続マルチ本塁打を達成。同月、日本プロ野球初の月間6度目のマルチ本塁打も記録。これによりこの月の本塁打数は15本となり、球団記録を塗り替えた。8月には球団左打者歴代最多の34本塁打を66年ぶりに更新。9月には自身初となる40号本塁打の大台に乗せた。これは日本人打者としては2011年に中村剛也選手以来5年ぶりの快挙となった。最終的に44本塁打で、自身初の打撃タイトルである本塁打王と打点王(110打点)の打撃二冠に輝いた。打率.322はリーグ3位、得点圏打率はリーグトップとなる.393を記録した。WBCでも、主砲として期待される。

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