秋は血圧が上がりやすい!そして血圧トラブルの増える季節へ

気温が下がると血圧が上がる傾向があります。そのため、気温が大きく下がる秋は血圧が最も上昇する季節といえます。また、今の時期に血圧が130を超えている場合、冬に向けて気温が下がるにつれてさらに血圧が高くなるため、より一層注意が必要となります。

実際、気温が下がる12月、1月は一年の中で最も血圧トラブルが多い時期となるため、早め早めの対策が重要となります。血圧のメカニズムをしっかりと理解し、秋の今から対策する必要があるのです。

血圧とは

「血圧」とは、心臓から送り出された血液が血管を内側から押すチカラのこと。

血圧の高さは、「心臓が血液を押し出すチカラ」と「血管の広さ」によって決まるため、「血液量が増えたり」、「血管が狭くなる」と、血管の壁を押すチカラが強まることで、血圧が高くなると言われています。

また、「塩分の摂りすぎ」や「運動不足」、「ストレス」などの生活習慣の乱れが続くと、血管ダメージが蓄積し、次第に血管が硬くなり、拡がりづらくなる一因となります。さらに、血管は加齢によっても柔軟性が失われるため、気づいたときにはもう危険な状態ということも起こりかねません。

血圧を下げる食材

身体の基本となるのは食事です。こんな時こそ、「血圧」を下げる効果が期待できる食材を取り入れましょう。

まずはトマト。アミノ酸の一種であるGABAがふくまれていて、血圧を低下させる働きがあるそうです。トマトの旨み成分であるグルタミン酸が野菜の中でも非常に豊富であるため、少ない塩分で調理しても、しっかりと旨みが感じられ、減塩にもつながるといわれています。また、レモン果汁飲料の継続的な摂取で、血圧が有意に低下することも分かっているそうです。

また、きのこ類にはナトリウムの排出を促し、血圧を下げる効果のあるカリウムが豊富に含まれています。きのこ類に多く含まれるナイアシンにも、血管を拡張して血圧降下作用があり、GABAも豊富に含まれています。

最後に、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには血管を広げ、血球を通りやすくする作用があり、血圧降下に効果的だということが分かっているそうです。

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