汗をたくさんかいているのにいつまで経っても痩せないのはなぜ?

汗をかく=代謝が良くなり痩せる。
そういうイメージ持っている方は多くいらっしゃるかと思います。
しかし、汗っかきが多いイメージが強い太っている人って、汗をかいても痩せてないです。
ちょっと疑問に思う方もいらっしゃったかと思います。
何故太っている汗っかき痩せないのか?
それはかく汗の種類が違うからなのです。

汗には「良い汗」と「悪い汗」が存在する。

まず太っている方は、厚い皮下脂肪に体が覆われています。
脂肪というのはいわば「非常食」で、体が飢えに耐えるために使われるものです。
従って、緊急時に生き残ることができるのは肥満の方だとも言われており完全に悪というわけではないのです。
しかし、通常時はなんの役にも立たず、天然の”おもり”を身にまとい、体に負荷がかかっているのです。しかもこのおもりは、熱を遮断するため、体外に熱を逃がすことができず、ち
ょっと動くだけで人より体温が上がってしまうのです。その温度を下げるために、体温調節として機能する汗が大量に分泌してしまうのです。

そして汗には「良い汗」と「悪い汗」の2種類存在し、そのうち「良い汗」をかかない限り脂肪の燃焼は行われず、代謝がよくなることもありません。
脂肪の燃焼・代謝にはミネラルが必要となりますが、肥満傾向の方が出す悪い汗にはミネラルが含まれてしまっているため、代謝に必要な成分が外に逃げてしまっているのです。しかもミネラルを含んでいるということは肌はアルカリ性に傾くため雑菌が集まりやすく、皮膚が強烈な汗臭を放ち体臭の原因となります。

良い汗にはミネラルが一旦汗腺に届けられるものの、分泌される前に血液に還元されるため、排出されるのは99%が水分。体内にはきちんとミネラルは残り、さらに良い汗はサラサラで乾燥しやすいためニオイはありません。
言い換えると、良い汗をかかない限り痩せられないし、良い汗をかける体質に変われば、基礎代謝が高く太りにくい体になることができます。
悪い汗を出す習慣があれば、なかなか痩せられないし、無理な食事制限で痩せたとしてもそれは最初にお話した飢えによる脂肪そのものの役割が果たされただけで、すぐにリバウンドしてしまうのです。

良い汗のかきかた

ではどうしたら良い汗をかくことができるのでしょうか。
以下のことを意識して私生活を過ごしていきましょう。

・汗腺を鍛えること。
・急激な温度変化は避ける
・食べ物の改善
・運動や睡眠をキッチリする。

まず汗の出る「汗腺」に適度な刺激を与えておかないと、いざ汗を出そうとするときに汗腺から良い汗が出ません。
つまり「錆びた水道管をひねったら濁った水が出た。」といった感じです。
汗腺も普段から使っていないと弱ってしまいます。
そして、生活習慣と呼ばれるといった基本的なことも大切です。
食生活の欧米化で、肉や油類、お菓子などが食事の中心になっていませんか?
運動も仕事が忙しくて全くできない、睡眠も夜遅くまでスマホを使っている。
こんな生活が続くと良い汗をかくことは難しくなります。
是非良い汗をかくために規則正しい生活。これまず心がけて日々を過ごしていきましょう 。

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