食べ過ぎ注意!旬をむかえる銀杏の成分
これから旬をむかえる銀杏。食べる際の注意点と、おいしい食べ方をご紹介します。
これから旬を迎える銀杏。ひと口でぱくっと食べれてしまうこともあり、ついつい食べ過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、食べ過ぎてしまうと中毒を起こす危険もあるのです。
銀杏を食べるときの注意点と、おいしい食べ方もご紹介します。
そもそも銀杏とは?
銀杏とは、ご存知の通り、秋に紅葉するイチョウの木の実のことです。
咳止めやぜんそくの治療薬や夜尿症改善、滋養強壮など、さまざまな症状に有効であることから、古くから漢方としても使われているほど、薬効が強いのが特徴的です。
私たちが食べている部分は、殻の中にある胚乳部分です。
銀杏は主に糖質に脂質・たんぱく質ですが、ビタミンCやβ-カロテン、ビタミンCなども均等に含まれています。
銀杏の中毒性について
「銀杏は食べ過ぎてはダメ!」って、なんとなく聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
さまざまな効果が期待できる銀杏ですが、実は中毒性があることがわかっています。
その成分は、アンチビタミンB6物質である「MPN」。
このMPNは銀杏の可食部に含まれていて、銀杏を大量に摂取するとビタミンB6欠乏症と似た中毒症状を起こしてしまいます。
体内のビタミンB6が欠乏すると、神経伝達物質であるGABAの生合成が阻害されて、強直性痙攣などの症状が誘発されると考えられています。
主な症状として、嘔吐と痙攣を何度も繰り返すことが多くあります。
その他の症状には、不整脈、顔面蒼白、呼吸困難、めまいなどがあげられます。最悪の場合は死亡する例も報告されているので、食べ過ぎには十分注意が必要です。
ただ、この中毒5歳未満の子どもに多く、大人の場合は、かなり多量に摂取した場合に限られていますので、適量であれば中毒になることは少ない傾向にあります。
おすすめの食べ方
とはいっても、食べ過ぎなければおいしい銀杏です。そこで、おすすめの食べ方をご紹介します。
銀杏には、炒る・茹でる・揚げるなどさまざまな調理方法があります。
また、炊き込みご飯や茶わん蒸しなどもおすすめです。
旬の時期におすすめの食べ方は、なんといっても炒り銀杏。
作り方はとっても簡単です。フライパンに銀杏を入れ、中火でコロコロと転がしながら炒めるだけで、銀杏のホクっとした食感や甘味をしっかりと味わうことができます。
目安量を守って、ぜひ美味しく召し上がってくださいね。
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