日本では茶道という文化として親しみのある「抹茶」。
現在では、抹茶を使ったお菓子がたくさん発売されていたり、最近では海外でも人気が高くなってきています。
今回は、その抹茶の嬉しい効果についてご紹介します。

そもそも抹茶と煎茶の違いとは?

どちらも同じ木から作られてはいるのですが、栽培方法によって抹茶も煎茶に分けられます。
「煎茶」は、新芽が出てから摘み取りまでずっと太陽の光を浴びて育ちます。
「抹茶」は、日光を遮って栽培する覆下栽培(おおいしたさいばい)という方法で育てられた碾茶(てんちゃ)という茶葉を茶臼で挽いて粉末にしたものです。
日光を遮って育てることで、お茶のうまみ成分とされるテアニン(アミノ酸)が増え、渋みが少なく甘味と旨味をたっぷり含んでいます。

スーパーフードと呼ばれる抹茶の効果とは?

スーパーフードとは、栄養のバランスに大変優れていて、食品とサプリメントの中間的な食材と位置付けられている食材のことです。
煎茶だと、茶殻が残りますが、実はこの茶殻には約7割もの成分が残ってしまうそうです。
抹茶は、茶葉をそのまま挽いて粉末にしたものを飲むので、栄養成分を丸ごと取り入れることができます。
多くの栄養成分が含まれていますが、今回は抹茶に期待できる3つの効果をご紹介します。

①女性に嬉しいアンチエイジング効果
抹茶には濃度の高い抗酸化物質が含まれています。抗酸化物質が豊富とされるブルーベリーやナッツよりも濃度が高いとされています。
香酸か作用は、体内の脂肪を酸化させ、老化や病気の原因となる活性酸素を除去してくれるため、肌のシミ・しわを予防をする効果が期待できます。

②ダイエット効果・悪玉コレステロールの低下効果
抹茶に含まれるカテキンには、脂肪の燃焼を助けたり、脂肪の吸収を阻害する働きがあると言われています。また、カフェインにも脂肪燃焼効果が期待できるそうです。
そして、悪玉コレステロールと呼ばれるLDL-コレステロールの低下にも効果があると言われています。

③リラックス効果
豊富にふくまれているテアニンというアミノ酸の一種は、旨味成分で旨味と甘味をもたらします。
このテアニンにはリラックス効果があり、お茶を飲んだ後にホッとする感覚、これはテアニンのリラックス効果から来ているとも言われます。

抹茶のおすすめの飲み方・食べ方

最近では、有名な飲料メーカーから抹茶ラテが発売されたりと人気が出ていますが、自宅でも簡単にできる抹茶の摂り方をご紹介します。

●抹茶バナナミルクスムージー
定番のバナナミルクスムージーに抹茶をひと匙加えることで、和風スムージーができちゃいます。
朝から栄養をたっぷり摂れる、おすすめの一品です。

●抹茶クッキー・抹茶ババロアなどの抹茶スイーツ
おうち時間が増えているこのご時世、お菓子作りをする方も多いのではないでしょうか。
いつものお菓子に抹茶を加えて、栄養たっぷりの抹茶スイーツもおすすめです。

●抹茶塩
できるだけ細かい粒子のお塩と抹茶を1:1で合わせて作れます。
天ぷらなどの揚げ物に天つゆの代わりにつけたり、お蕎麦につけて食べると一味違った美味しさを楽しむことができます。

お好みの方法で、栄養価の高い抹茶を食事に摂り入れてみてくださいね。

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