夏といえば、やっぱり「麦茶」

「麦茶」といえば、夏の飲み物の定番ですが、これは原料である六条大麦の収穫時期が初夏で、採れたての大麦の実で作るのがいちばん美味しいとされ、夏の定番飲み物となったとされています。江戸時代には、夏の飲み物として庶民の間でも定着し、現代では季節関係なく飲むことが出来ますが、やはり夏の飲み物のイメージは強いですね。

近年、「麦茶」は夏にぴったりの健康飲料として改めて注目されています。ノンカフェインでタンニンも少なめなので、赤ちゃんや幼児、妊婦さんでも気兼ねなく飲めるのも、人気の理由です。

身体の熱を冷ましてくれる!

「麦茶」には熱くなり過ぎた体を冷やす効果があります。麦茶を飲むと、体温を下げて体の火照りが効率よく取れます。汗をかくと体内から塩分やミネラル成分が失われていきますが、この状態が続くと体の調整機能のバランスが崩れ、体に熱が溜まってしまいます。熱中症対策では水分+塩分+ミネラルを摂ることがとても大事です。体の熱を冷ます効果が期待でき、かつミネラルを含む麦茶は夏におすすめの飲料水です。

血液サラサラ効果!

「麦茶」の香ばしい匂いは、アルキルピラジンという成分が元になっていますが、実はこの成分に高いリラックス効果があります。加えて、アルキルピラジンは、血液の流れをよくする働きがあることが研究の結果明らかになっています。アルキルピラジンが、血液の流動性を悪くさせるカルシウムイオンの流入を抑制する作用があるからです。

体内の水分やミネラルが不足すると血液がドロドロ化し、熱中症にかかりやすくなります。こうした点からも、ミネラルを含み、血液サラサラ効果のある麦茶を積極的に摂ると良いでしょう。

他にもたくさんの効果が!

「麦茶」の原料である大麦は、“食物繊維の王様”といわれていて、便秘改善やデトックスにも期待が出来ます。

他にも、亜鉛やケイ素により、皮膚の再生を促進させる美肌効果、Pクマル酸により、体の細胞を酸化させる活性化酸素の撃退などの他にも、むくみの改善、膀胱炎の予防、虫歯や歯周病の予防、ストレスや不眠の解消といった効果もあるんです。

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