「変異種」と「変異株」って何が違うの?

ウイルスの「変異株」と「変異種」、ニュースで良く聞きますが、実際その違いってしりませんよね。日本感染症学会によると、この二つはそもそも概念が違うそうです。

その前に、「突然変異」とは“すべての生物において、遺伝子の複製過程で一部読み換えや組み換えが発生し、遺伝情報が一部変化する現象”のことを言いますが、その上で「変異株」は“変化した遺伝情報の影響を受けた⼀部の性質が変化しているが、もともとの⽣物の種類は変化していないもので、同じウイルスの複製バリエーション”で、ウイルスの名前は変わらないそうです。

一方、「変異種」は“ごくまれに近縁の⽣物種の間で多くの遺伝⼦の交換(組み換え)が起きると、2つの⽣物種の特徴を併せ持った新しい⽣物種が誕⽣するもの”で、この場合には変異“種”と呼び、新型ウイルスが誕生することになるので、新しいウイルスの名前が与えられるそうです。

なので、最近よく耳にするのは実際には「変異株」の方になります。

イギリス型、南アフリカ型、ブラジル型、、、

最初に見つかった変異ウイルスはイギリス型で、感染力が36%〜75%高く、重症化・死亡リスク上昇に関わっている可能性が高いとされています。

南アフリカで最初に見つかった変異ウイルスは、感染力は50%高いとされますが、発症した場合の重症度は従来のウイルスと比べて変わっていないそうです。

ブラジルで広がったブラジル型変異ウイルスは、感染力が従来のものより高いとされますが、発症した場合の重症度への影響は限られているそうです。

この3つに共通しているのは、ウイルスの「スパイクたんぱく質」という部分の遺伝情報に変異が起こっていることです。このスパイクたんぱく質は新型コロナウイルスがヒトの細胞に感染する際の足場となる非常に重要な部分で、変異によって性質が変わったことでこれまでの新型コロナウイルスより感染しやすくなっていると考えられています。

そしてインド型

2021年4月以降、新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大しているインド。その原因として宗教行事や政治の集会で多くの人が集まったことや、人との間に距離を置くなどの対策が十分取られなかったことと並んで、インドで見つかった変異ウイルスの影響があると考えられています。

WHO=世界保健機関は、2021年5月、新たに「懸念される変異株」に位置づけて監視を強化。国内でも感染が確認されています。

WHOによりますと、この変異ウイルスはインドで2020年10月に初めて報告され、2021年4月後半までにインドで陽性となった検体のおよそ0.1%について行われたゲノム解析のデータでは、あわせておよそ28%が同様の特徴を持つ変異ウイルスだったとしています。

この変異ウイルスは、イギリスで見つかった変異ウイルスと比べてもさらに50%感染力が強いという試算もあり、世界中で置き換わる可能性が高いとされています。

とはいえ、変異株でも、我々の基本的な感染予防策は、マスクの着用、手洗いなどが、これまでと同様に有効なんだそうです。改めて感染予防対策に気をつけていきましょう。

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