約3人に1人がコロナ禍でお酒の頻度・量共に「増えた」。飲酒と「アルハラ」に関する調査
キリンホールディングス株式会社は、月に1回以上飲酒する全国の20~50代の男女1,000名を対象に、「コロナ禍を受けた飲酒と「アルハラ」に関する実態調査」を行いました。
約3人に1人がコロナ禍でお酒の頻度・量共に「増えた」
新型コロナウイルスの感染拡大が本格化してから約1年。コロナ禍を受けて、さまざまな場面でライフスタイルが変化しています。例えば、飲食店に行く頻度や外で人と一緒に飲食をする機会は減り、自宅で飲食をする機会が増えていると考えられます。これに伴って、お酒との関わり方も変化したと考えられます。
コロナ禍でお酒を飲む頻度や量に変化があったかを聞いたところ、飲む頻度は33.4%の人が「とても増えた(8.3%)」「増えた(10.7%)」「少し増えた(14.4%)」と、増えたと回答。また飲む量についても29.5%の人が「とても増えた(7.2%)」「増えた(8.5%)」「少し増えた(13.8%)」と、増えたという結果でした。外での飲酒が減ることで、むしろ飲酒量が増えている人が少なからずいる、ということが分かりました。一方で、飲む頻度・飲む量共に1割程度の人は減っており、「機会がないと飲まない」ような人については、やはり飲酒機会が減っていることが窺えます。
また、このままコロナ禍が続くとしたら、お酒をどのように楽しんでいきたいかを質問しました。やはり自宅でゆっくり自分のペースで飲みたいという意見や、オンライン飲み会、外に出ない分贅沢に飲みたいという意見が多く見られました。世の中の変化に合わせて、新しい飲み方や、時代・状況に合わせた飲み方を楽しんでいる人も多いようです。
コロナ禍が続いたらどうする?お酒の楽しみ方
・自宅でリラックスしながら飲みたい(千葉県・27歳男性)
・外でお金使わない分、家で少し贅沢に飲みたい(兵庫県・50歳女性)
・自宅で楽しむ。珍しいお酒や食べ物で気分転換する(千葉県・29歳女性)
・居酒屋のテイクアウトをつまみに飲む(福岡県・29歳女性)
コロナ収束後に復活させたい飲み会ランキング1位「花見」2位「忘年会」3位「誕生日会」
世の中の状況もあり、大人数での飲み会が敬遠される中で、これまで当たり前のように開かれていた歓送迎会や忘年会など、さまざまな飲み会がオンライン実施になったり、そもそもの開催が見送りとなることが多かったのではないでしょうか。これからコロナ禍は落ち着いていくのかまだまだ不透明な中ではありますが、コロナ禍の影響を受けたと考えられる飲み会について、『復活させたい』か、『このままなくてもいいと思う』かを質問しました。
まず復活させたい飲み会の1位は「花見(43.9%)」でした。2位は「忘年会(41.9%)」、3位は「誕生日会」(40.5%)と続きました。復活させたい理由を見てみると、「花見」や「忘年会」のような、その季節ならではのイベントが恋しくなっている人が多いように見受けられます。
一方、ないままでもいいと思う飲み会については、「取引先との接待(64.8%)」が1位に。次いで「会社の定期飲み会(61.9%)」、「新年会(49.5%)」という回答が続きました。特に1位・2位がそれぞれ6割超の回答を集めていることから、仕事関連の飲み会を避けたいと感じている人が多いということが見て取れます。理由を見てみると、「気を遣うのがしんどいから」「自分の望む飲み会ではないうえ、気疲れするため」のような気疲れするという意見や、「強制的な一気飲みなどのアルハラなど、さまざまなハラスメントを防げるから」のような、「アルハラ」を危惧する声が見られました。
総じて「プライベートな飲み会はまた楽しみたい。仕事関連の飲み会は、できればこのままなくなってほしい」と感じている人が多いという傾向が見られました。
コロナ収束後、復活させたい飲み会
1位:花見
・家族や友達と楽しめるイベントだから(栃木県・29歳女性)
・桜を見ながらわいわいと楽しいし、春にしかできないことだから(滋賀県・37歳女性)
・日本文化を大事にして、心の満足感を得ながら交流できるから(滋賀県・37歳男性)
・風情と開放感と特別感があって良いから(岡山県・27歳女性)
・最も気持ちのいい季節で、外での飲みが楽しめる(大阪府・28歳男性)
2位:忘年会
・1年の区切りとしてやりたい(大阪府・51歳男性)
・年末感がでて切り替えができるから(愛知県・28歳女性)
・年末の風物詩だと思うから(神奈川県・29歳男性)
3位:誕生日会
・誕生会は本人にとっても、皆んなにとっても楽しい会だから(東京都・29歳男性)
・気の知れた仲間同士が集う機会だから(愛知県・48歳男性)
・実際に顔を見て誕生日を祝いたいから。オンライン上やメッセージのみでは物足りない(大阪府・37歳女性)
コロナ収束後も、ないままでいい飲み会
1位:取引先との接待
・気を遣うのがしんどいから(岐阜県・25歳女性)
・もともと必要ない。したくもされたくもない(東京都・41歳男性)
・接待を必要とせずとも関係性は築ける(富山県・52歳女性)
・自分の望む飲み会ではないうえ、気疲れするため(東京都・26歳男性)
・接待しなくても商談ができる世の中であって欲しいから(神奈川県・53歳女性)
2位:会社の定期飲み会
・面倒だし気を遣うから(神奈川県・44歳女性)
・会社の飲み会は業務の延長(京都府・43歳女性)
・強制的な一気飲みなどの「アルハラ」など、さまざまなハラスメントを防げるから(滋賀県・37歳男性)
3位:新年会
・新年はゆっくりしたいから(東京都・27歳女性)
・新年は胃腸も疲れているし、仕事も忙しいから、飲み会は必要ない(大阪府・50歳女性)
・忘年会をやってから、あまり期間が経ってないのに開催しても盛り上がらない(岐阜県・40歳男性)
3人に1人が「お酒は飲み続ければ強くなる」と誤解。多量飲酒/スピード飲酒強要の原因か。
体質による差こそあるものの、根本的には「お酒は飲めば飲むほど、強くなる」ことはありません。正しい理解がされているかを探るべく、「お酒は飲み続けて鍛えれば強くなると思うか」を質問したところ、3人に1人以上が「思う」と回答しており、誤解している人が少なくないということが判明しました。
加えて、お酒は遺伝からくる体質によって飲める量(お酒に強い/弱い)が人それぞれ違うということを知っていたか調査しました。すると、「知らなかった人(13.2%)」は少数派で、8割以上の人はなんとなくでも知っていたことが分かりました。体質によって飲める量が違うことこそ知っているものの、飲み続ければ強くなると勘違いしている人が多いのは、多量飲酒やスピード飲酒を強要する際の常套句としてもよく聞く「お酒は飲まないと強くならないから」のような言葉も原因の一つかもしれません。こうした誤解が、飲酒の強要にも繋がっていると考えられます。
キリンからの新しい飲み方の提案「スロードリンク®」について
自分の体質に合った量とスタイルで、無理なくお酒を楽しみましょう。
「スロードリンク®」について
「スロードリンク®」とは、お酒の時間をゆっくりと楽しむこと。だれかと語り合いながら、食事のおいしさによろこび、ほどよく飲んで、スマートに心地よく過ごす。飲む「量」ではなく、流れる「時」に心が満たされる、これからの時代のお酒の楽しみ方です。
「ゆっくり語らい、時を味わう。」
「スロードリンク®」はキリンからの新しい飲み方の提案です。
※「スロードリンク®」「Slow Drink®」はキリンの登録商標です。
<ロゴに込められた意味>
<キリングループの「スロードリンク®」心得>
◆語り合い、楽しさを分かち合おう
一人よりも、誰かと楽しさを分かち合いながら、お酒の時間を過ごしましょう。ゆっくり語り合えば、飲み方も自然とスローに。新しいアイデアや出会いも生まれるかもしれません。
◆料理も一緒に堪能しよう
おいしい料理を堪能しながら、スローにお酒の時間を楽しみましょう。空腹で飲むよりも、体への負担も少なめ。ペアリングやマリアージュにもこだわって、味わい豊かなひとときを過ごしてください。
◆ほどよい量で心地よく過ごそう
お酒の時間を心地よく、さわやかな気持ちで過ごせるのは、ほどよい量だからこそ。気分がほぐれて会話が弾み、食事もリラックスして楽しめます。もちろん、周りの人のほどよいペースも尊重しましょう。
◆お酒も料理もスローに味わおう
お酒も料理もスローに味わいましょう。見過ごしていた味わいや香り、背景のストーリーといった価値を再発見して、それを語り合う。とびきり豊かなお酒の時間になりそうです。
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