タバコを吸っていて恋人や家族に「口が臭い」と言われたことはないでしょうか？
喫煙者には独特の「ヤニ臭さ」があります。
ほんの少し香るだけならタバコの匂いも良いものですが、中には酷い口臭をまき散らして気づかない人もいます。
タバコに含まれるタールは、髪や衣服、歯や舌の表面に付着し、強い臭いを発します。
これが喫煙者がみな同じようなヤニ臭さを漂わせている理由です。
喫煙者の歯の裏側はヤニで真っ黒です。
口臭の主な原因はヤニや歯垢（プラーク）、歯石、舌苔（舌の表面に着く白い汚れ）といった、口の中の汚れとそれによる病気です。
喫煙者の口臭の原因は、口の中に張り付いたタールなどの汚れです。

タバコを吸っている人は消化器官に慢性的な炎症を持っています。
禁煙することでニコチンによって消化不良を起こしていたあらゆる消化器官が回復します。
タバコを止めることで食べ物本来の味わいを取り戻せるのです。
そのため食事が美味しく感じられるようになり、今までに比べて薄味であってもしっかりと味わうことができるようになります。
喫煙時は濃い味付けを好んでいた人も、塩分控えめの食事を好むようになり、さらに健康になります。

老若男女問わず禁煙を始めてすぐに感じられる禁煙効果は、いつもの日常生活での体力の回復です。
喫煙によって落ちていた新陳代謝や肺の機能がもとに戻るなどの体力の回復は、通勤通学時の駅までの歩きや重いものの買い出しなど、日常生活のささやかな場面で実感できます。
ちょっとした運動や階段の上り下りが非常に軽いのです。
禁煙はこのような体力面ですぐに効果を発揮してくれます。
タバコを吸うことで私たちは体中の筋肉を酸素不足、栄養不足にしています。
これはニコチンによる血行の阻害と一酸化炭素による酸素不足のせいです。
禁煙することでいままで十分にいきわたることのなかった酸素が、毛細血管から筋肉のすみずみにまで運ばれるようになります。
タバコを止めただけで、私たちは疲れにくく、たまった疲れもとれやすい身体になります。
これは活性酵素などによって破壊されていたビタミンCとコラーゲンが回復するからです。
もちろん喫煙者と比べて健康体になる、体力が回復する、ということですが、禁煙の効果には驚くべきものがあります。