カブの種類

かぶは古くから食べられてきたので、地方ごとに多くの品種が存在します。 大きさは大・中・小とあり、大きいもので有名なのは聖護院蕪(しょうごいんかぶら)です。 京都の伝統野菜で千枚漬けに使われるかぶです。皮の色は白のものが多く出回っていますが、赤かぶや黄かぶ、紫色のものもあります。

①小かぶ
直径約5cmから6cmのかぶ。日本国内において手に入りやすい大きさのかぶ。

②中かぶ
直径約7cmから14cmのかぶ。小かぶと大かぶの中間の大きさ。

③大かぶ
直径15cm以上のかぶ。この大きさになると普段見かけることは少ないかもしれない。

栄養と効果

①アミラーゼ
アミラーゼは消化酵素の1つである。消化酵素とは、体が栄養を十分に吸収するために食べた物を消化する働きを担っているもので、特にアミラーゼは炭水化物の一つであるデンプンの消化を行っている。かぶの根の部分には特に多く含まれている。

②βカロテン
βカロテンはビタミンCと同じく人間の体の酸化を防ぐ効果が期待できるほか、ビタミンAが足りない時には変換されることでビタミンAの働きも担う存在。特にかぶの葉に多く含まれています。

③イソチオシアネート
イソチオシアネートは、かぶをはじめとしたアブラナ科のキャベツやブロッコリーなどに多く含まれており、口にした時に感じる辛みのもとでもある。消化機能を高めてくれる他に、殺菌効果も期待できる。

④ビタミンC
かぶの根と葉両方に含まれているのがビタミンCです。ビタミンCは、抗酸化作用をもち、ビタミンEと協力して有害な活性酸素から体を守る働きがある。ビタミンCは水溶性のため、一度に過剰に摂取すると排出される可能性があるそうです。

カブの選び方&食べ方

①選び方
根の部分の皮が滑らかで、表面にハリがあるようなものを選びましょう。 葉つきのものを購入して、購入したらすぐに葉と根を切り分けて保存します。葉をつけたままだと、根が水分を吸ってしまいます。 いずれも冷蔵庫で保存しますが、葉は乾かないように気をつけて保存しましょう。 根菜類は日持ちが良いと思われがちですが、かぶは鮮度が状態の良さにでる野菜です。よく観察して、つやつやとしたきめの細かいものを選ぶようにしましょう。

②食べ方
根の部分の健康効果を活かすには生食がオススメですので、サラダや漬物などに利用すると良いです。また、皮ごと食べることができますので、良く洗って皮をむかずに調理してください。含まれているさまざまな栄養素は皮つきの方が多く摂取できます。 そしてかぶの葉は栄養が豊富なので捨ててしまうことなく、ぜひ食べて下さい。緑黄色野菜の葉ものと同じよう感覚で調理すれば良いです。脂溶性ビタミンのβ-カロテンやビタミンEが豊富ですから、炒め物にしても良いです。

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