「骨粗鬆症」とは

「骨粗鬆症」は骨がもろくなる病気です。よく骨粗鬆症の状態を指すのに“骨がスカスカ”という言葉が使われますが、これは骨の枠組みにあたる部分は残っていても中身が詰まっていないため、このように表現されます。また、この中身の量を表しているのが“骨密度”と呼ばれる値になります。

子供から大人まで、人間にとって大事な栄養素「カルシウム」

骨を丈夫にするためには、「カルシウム」は欠かせない栄養素です。成長期の終わった大人になってから骨を丈夫にすることなんてできるか疑問に思われるかもですが、実際、骨量の増加が盛んなのは第二次成長期から20歳ぐらいまでで、その時期に丈夫な骨をつくることは、骨粗鬆症の予防に大きな役割を果たします。

ただ、骨は成長が終わった大人になってからでも、常に新しいものへと作り変えられています。その際に材料となるカルシウムが不足してしまうと、骨は脆くなってしまうんです。

「カルシウム」は日本人に不足気味だといわれている栄養素です。成長期につくり上げた骨量を維持するために、大人になってからも積極的に摂るよう心がけて頂きたい栄養素なんです。

「カルシウム」は日々の食事でコツコツ摂取していきましょう!

ちなみに「カルシウム」をたくさん摂れば摂るほどより良い効果が得られるとは限りません。実は、1日の摂取量に限度が定められていて、摂り過ぎると体に不調が生じる可能性があるそうです。

通常の食生活ではそこまでの量を摂ることは難しいのですが、高濃度サプリメントなどの常用によって、過剰摂取の恐れがあると考えられているそうです。サプリメントや栄養ドリンクなどはあくまでも緊急用と考え、まずは日々の食事でのカルシウム補充を目指すと良いでしょう。

カルシウムは乳製品だけではなく、小魚や海藻類、豆腐からも摂取できます。炒め物に桜えびを加えてみる、ご飯に合わせるおかずはじゃこや海苔にする回数を増やす、冷奴の小鉢を足すなど、少しずつ取り入れることで無理なく続けることができます。

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