爬虫類のワニの生態とは
生息地は世界各地の熱帯や亜熱帯、温帯の淡水域です。なかには海水で生活する能力を備え、海洋島へ分布を広げた種もいます。
はじめに
肉食で凶暴なイメージのワニ。
そのワニの生態とはどんなものなのでしょう。
なかなか知らないワニについて少しですが、紹介したいと思います。
ワニ
ワニ目は、「クロコダイル科」「アリゲーター科」「ガビアル科」の3つに分類されます。
◆クロコダイル科
クロコダイル科のなかでも現生する爬虫類のなかで最大といわれているのが、「イリエワニ」です。全長は平均で4m、大きくなると8mほどになるそう。攻撃的な性格をしていて、人食いワニともいわれています。生息地は東南アジアやオーストラリアなどです。
「ナイルワニ」はイリエワニと並んで人食い種と呼ばれています。目の前を横切るものを見境なく何でも食べる習性があり、1回の食事量は自分の体重の半分ほど。全長は5m前後なので、かなり巨大だといえるでしょう。重さ1tを超える個体が見つかった記録が残っているほか、かつて東アフリカのブルンジ共和国では、1匹の個体によって300人以上が犠牲になった事件があったそうです。
「オリノコワニ」は全長は6.5mほど、南アメリカ大陸のオリノコ川周辺に生息しています。乱獲で数を減らしてしまっていることが問題視されています。現在確認されている生息数は550頭程度だそうです。
◆アリゲーター科
代表されるのは、ミシシッピワニとも呼ばれる「アメリカアリゲーター」でしょう。比較的温和な性格だといわれています。全長は4mほど。口の先端がU字型に丸くなっているのが特徴です。
◆ガビアル科
「インドガビアル」という1種のみが分類されています。全長は5m前後で、性格は穏やか。水中で動くのに特化していて、口は長細い形をしています。息継ぎをしなくても3時間近く潜水できるそうです。むしろ大型の個体は、陸上では上手に動くことができません。
生態
いまから2億年以上前の三畳紀に出現した爬虫類で、ワニ目に属するものを指します。恐竜たちが大量に絶滅した時代をワニがどのように生き延びたのかは解明されていませんが、体の大きさは変われど当時とほぼ同じような形態のまま今日まで生存してきました。
生息地は世界各地の熱帯や亜熱帯、温帯の淡水域です。なかには海水で生活する能力を備え、海洋島へ分布を広げた種もいます。
日本に野生のワニは生息していません。ただイリエワニという海水への耐性がある種が、東南アジアから潮の流れに乗って、鹿児島県や沖縄県などにたどり着いた例があるそうです。
餌とするのは魚類や貝類、甲殻類、爬虫類、哺乳類など。また木に止まっている鳥類をジャンプして捕獲することもあります。
聴力に優れていて、広い音域を聞きとることができるそうです。また高い社会性を有しているといわれており、個体同士のコミュニケーションが活発。繁殖の時、獲物を集団で狙う時、親を呼ぶ時など、鳴き声を使い分けてやりとりをします。
最後に
肉食で見た目が凶暴なワニにも種類がありますね。
そんなワニに対して少しは興味を持って頂けると嬉しいです。
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ソフトボールをずっとやってきたので野球大好きです。
12球団のホーム球場制覇まで、残すは日ハムのみ。
日ハムの新球場完成したら観戦しに行って、12球団のホーム球場制覇してみせます!
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