最もグローバルなお肉「羊肉」

「羊肉」は民族・宗教などに関係なく食べられるので、最もグローバルなお肉と言われています。ラムは体脂肪を燃焼するアミノ酸、Lカルニチンの含有量が豚肉の約9倍、牛肉の約3倍多く、しかも低カロリーなので女性やアスリートに人気です。近年はジンギスカン料理だけでなく、様々な料理で楽しまれています。

羊肉には「ラム」と「マトン」などがありますが、これは肉の部位ではなく、羊の年齢によって区別されています。どんな違いがあるのでしょうか?

「ラム」ってどんな肉?

羊肉の中で、産まれて1年に満たない子羊の肉のことを「ラム」といいます。また、永久歯が生えていない羊を「ラム」とする場合もあるそうです。

「ラム」は子羊であるため、肉が柔らかく、羊特有の臭みが少ないのが特徴です。味にクセもなく、食べやすい食材といえます。値段としてはマトンよりも高いそうです。

「マトン」ってどんな肉?

羊肉の中で、産まれて2年以上の成長した羊の肉のことを「マトン」といいます。大体産まれてから7年くらいの羊までが「マトン」の肉として使われます。永久歯が2本以上生えた羊を「マトン」とする場合もあるそうです。

ラムに比べると肉が引き締まっており、肉質が硬いです。そのため、ステーキよりも煮込み料理等に使用されることが多いようです。また、羊肉特有の臭みとクセのある味が特徴です。そのため香辛料を使ったり、ニンニクなどの風味の強い食材と一緒に料理することで、美味しく食べることができます。臭みがクセになり、はまる人も多いそうです。通常、ラムよりも安い価格で買うことができ、ジンギスカンに使われる羊肉は「マトン」が多いようです。

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