「ワイン」の健康効果

“酒は百薬の長”ということわざがありますが、「ワイン」ももちろん健康にいいんです。実はワインは色の違いによって、期待できる効果が異なるのをご存じですか?

健康のためにのむのであれば、ポリフェノールの多い「赤ワイン」の方がオススメです。産地や熟成度合いも様々なのでポリフェノールの量も一定とはいえませんが、ボトルでの熟成度合いは5年程度経過したものがよいと言われています。

ちなみに、骨を強くする効果やヘリコバクターピロリの抑制、腸の動きをよくするなどの効果なら「白ワイン」の方がよいみたいです。

黒ブドウが原料の「赤ワイン」

「赤ワイン」の原料は黒ブドウで、実・果皮・種すべてを一緒に仕込むのが特徴です。赤色は、果皮のアントシアニンに由来しています。

アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があるといわれており、動脈硬化やがん、老化の予防効果があります。また、レスベラトロールという物質の効果により、認知症やアルツハイマー症の予防も期待できます。

白ブドウが原料の「白ワイン」

「白ワイン」の原料は白ブドウで、ブドウを潰して果汁のみを使用して仕込んでいます。

強力な殺菌効果が特徴を持つ白ワイン。これは有機酸によるもので、とくに食中毒に効果があります。また、白ワイン特有のカリウムは、塩分を排出する効果があり、むくみ対策や高血圧対策に効果があるとされています。

ワインは嗜む程度に飲みましょう。

いくら健康に良いと言っても、もちろん飲みすぎは禁物。無理せず嗜む程度にとどめることが大事です。

厚生労働省が「1日の適度な飲酒は、純アルコールで20g程度」と提唱しているので、ガイドラインに沿って1日に飲むワインの適量は、グラス2杯が目安にしましょう。お酒が弱い人は、もちろんこれより少な目です。また、肝臓に負担をかけないよう、料理と一緒に飲むようにすると良いですね。

また、週に2日ほど休肝日を決めておきましょう。さらに、21時以降の飲酒は太りやすくなり、睡眠の質が下がる可能性があります。夜遅くの飲酒は睡眠が浅くなり、質のよい睡眠にならないため、控えましょう。

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