1年365日。
365日を12の月に分けているこの世界。

この12の月にはそれぞれ誕生石といわれるものがあります。
女性ですと、自分の誕生月と同じ誕生石をプレゼントされた事があったりなどで、
把握されている方も多いとは思いますが、すべての月の誕生石を把握している方は少ないと思います。
ここでは10月の誕生石オパールとトルマリンを簡単に紹介したいと思います。

オパール

名前の由来は、ラテン語で“宝石・尊い石”を意味する『オパルス』からきています。

見る角度や光の入り方によって異なる独特の光彩が印象的な石で、この現象を『遊色効果(プレイ・オブ・カラー)』といいます。
これは、石に含まれている珪素の影響で、規則的に配列している場合に現れます。
さらに粒子の大きさによって色の違いが影響されます。そして、浮かび上がる色の模様を『斑(ふ)』と呼びます。
この遊色効果が現れるオパールを『プレシャスオパール』と呼びます。みなさんが一般的に目にするオパールで、主にオーストラリアやメキシコで産出されます。

同じオパールでも遊色効果の現れない物もあり、これらを『コモンオパール』といいます。こちらは大部分がペルーで産出されます。

歴史的に、オパールは幸運のお守りとされ、身につける者に美しさと成功、幸せを運ぶと言われました。
古代ギリシャ人は、オパールは洞察力と予言の力が形になったものだと信じていました。

ローマの人々もまたオパールを愛し、希望と純粋さの象徴と考えました。
中に虹を閉じ込めたジェムストーンにふさわしい特性と言えるでしょう。

アラブの人たちは、オパールを天から落ちてきた稲光と考えました。
アラブの伝統では、オパールを身につけていると稲光から守ってくれ、日頃の好ましくないことを防ぎ、望めば姿を消すマントになってくれると信じられていました。
オパールはシェークスピアの作品にも登場し、『十二夜』では「宝石の女王」と書かれています。

トルマリン

トルマリンは、大きく分けて約10種類ほどのグループから成る、成分元素がとても複雑に入り混じった鉱物です。
つまり「トルマリン」は石の名前ではなく、鉱物グループを総称した名前だといえます。

実に様々な色彩を持ち、その豊富なカラーバリエーションは「トルマリンには全ての色がある」と言われるほどです。
しかも色ごとに石に名前が付けられており、例えば赤いトルマリンは「ルベライト」、濃い青色のものは「インディゴライト」といったように、まるで別の宝石であるかのように呼ばれているので、ちょっと混乱してしまう人もいるかもしれません。

古代エジプトには、トルマリンの多色性について面白い伝説が残されており、「トルマリンが虹に乗って地球から太陽まで旅をした時に、虹の色が移った」と言われています。
それほどまでに美しく、いろんな色を見せてくれるトルマリンに、人々が魅了されたのは当然のことといえるでしょう。

トルマリンの両端はプラスとマイナスを帯電し、摩擦することでマイナスイオンを発生させるといわれています。
このマイナスイオンには、水や空気を浄化し、心身のストレスやイライラをやわらげてくれる効果があるといわれます。

心身を浄化し、精神との調和をはかり、安定させ、ストレスから持ち主を守ってくれるでしょう。
また、集中力や理解力を高めてくれるパワーも持ちます。

身体に有害な電磁波を防ぐという効果がありますので、携帯電話やパソコンなどをひんぱんに使っている方にお勧めですね。

まとめ

以上が10月の誕生石のオパールとトルマリンの本当に簡単な説明になります。
自分自身の誕生石の歴史などを知っているというのもなかなか良いもんだと思いますので、ご自身の誕生石を調べてみてはいかかでしょうか。

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