肉好き女子の台頭やグルメバーガーブームなどで、肉を食べる女性も増えてきたそうです。日本人の肉の摂取量はまだ少なく、欧米に比べると半分以下。赤身肉は体に必要な栄養素がダイレクトに摂れる優秀食材です。今回は赤身肉が何にいいのかをまとめてみました。

赤身肉の効果

①美容にいい
人間の肌細胞の60%を占めるのはタンパク質ですが、赤身肉には特に良質なタンパク質に加え、「美肌ビタミン」とも言われる、ビタミンB群、鉄や亜鉛などのミネラルも含まれています。ホルモンバランスの乱れも、実はタンパク質などの栄養不足からくるものなんだそうです。

②脳にいい
肉に含まれている必須脂肪酸、アラキドン酸は脳内の一部がアナンダマイドという、幸福感を司る、「至福物質」になります。アラキドン酸は認知症予防にも効果があると言われていますが、植物油にはほとんど含まれていないため、肉で摂るのが必須なそうです。

③筋トレにいい
マッチョな方々が食べるのは、サラダとささみのイメージがありますが、ささみは低カロリーで低脂肪が魅力ですが、栄養的にヘルシーとうわけではないようです。体脂肪燃焼を促す、L-カルニチンの含有量は羊肉、牛肉の半分以下、不足しがちな鉄分や亜鉛も赤身肉のほうが圧倒的に多いです。丈夫な骨と筋肉を維持するにはタンパク質の摂取が不可決だが、それ以外の要素にも目を向けると赤身肉は、消化吸収に使われるエネルギーも全ての食品の中でトップクラス。体を美しく引き締めたいのであれば、赤身肉を積極的に取り入れましょう。

④ダイエットにいい
赤身肉の特徴として代謝促進効果が挙げられます。赤身肉はタンパク質の塊。体に必要な栄養素を含み、食べることで代謝がアップするそうです。赤身肉を食べると体が温まっていくのもこのためです。

⑤健康にいい
赤身肉に豊富に含まれている鉄分には、内臓をあたため全身に酸素を運ぶ働きがあります。忙しい現代人は、ストレスや疲労が溜まりがち。アミノ酸の疲労回復効果は良く知られているが、赤身肉には抗ストレス作用が高く細胞の老化を抑制したり免疫力を高める力のある亜鉛も多く含まれています。健康維持や、病気予防のためにも赤身肉を食べましょう。

赤身肉の焼き方

①冷蔵庫からお肉を取り出し、30分〜1時間ほど室温に置いておく

②フライパンに油を引き、30秒ほど中火で熱する

③お肉を焼き始め、肉汁が出てきたところでひっくり返す。(肉汁が自然に出てくるまで待つ)

④肉汁が出てきたら焼き終了。

⑤なお、焼いたばかりのお肉は内部で肉汁が暴れている状態です。ホイルに包んで5分間、お肉を休ませて下さい。肉汁と旨みが閉じ込められた逸品をお口にすることができます。

保存について

肉質によって冷凍に向くもの・向かないものがあるんだそう。向かないものの代表が赤身肉。含んでいる鉄分と水分量が多いため、冷凍は避けた方がいいんだそう。赤身肉に含まれる鉄分は、空気中の酸素と結びついて肉を酸化させます。また肉が含んだ水分は凍ったときに体積が大きくなるため、細胞を傷つけることでドリップが出やすくなるんです。赤身肉よりは冷凍保存しやすいのが霜降り肉。脂肪分が鉄分をコーティングしているので酸化しにくい傾向があるそうです。

①酸化させないためには、肉を空気に触れさせないことが大切。肉をオリーブオイルでコーティングするのがプロのテクニック。バットや皿の上にラップをしき、肉をのせたらまんべんなくオリーブオイルを振りかけ、全体にまぶしてからラップで包みます。包むときは、冷凍・解凍の時間に差が出てしまわないようにできるだけ平らになるように心がけましょう。

②ラップのうえからさらにアルミホイルで肉を包み、オイルが漏れないよう冷凍用の保存袋に入れます。アルミホイルで包むのは、冷凍庫の開け閉めで入り込む光を遮断して変質を防ぐため。包んだら平らな形のまま冷凍庫へ入れます。この際はできるだけ温度が低くなっていそうな場所を選んでください。

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