はじめに

お酒には種類によって定義がありますね。
今回はウイスキーの定義のついて紹介したいと思います。

ウイスキーの定義

蒸溜酒に分類されるウイスキーとはどんなお酒なのでしょうか。ウイスキーの細かい定義は国によって異なりますが、一般的には以下の3つの条件を満たすことでウイスキーと名乗ることができます。

◇原料に大麦やライ麦、トウモロコシといった穀類を使っていること
◇糖化、発酵、蒸溜を行って造った「蒸溜酒」であること
◇木製の樽に貯蔵して、熟成させていること

5つの要素

ウイスキー造りにとくに欠かせない要素は、水、原料、ピート、蒸溜、樽熟成の5つです。おもにどのような点が影響するのか、見ていきましょう。

【水】

ウイスキーの製造には大量の水が必要です。ウイスキー造りに使われる水のことを「仕込み水」といいます。硬水や軟水など水質によってもウイスキーの性質が大きく変わります。

【原料】

モルト・ウイスキーには大麦麦芽、グレーン・ウイスキーやバーボンにはトウモロコシ、小麦、大麦などが使われています。原料の種類や質によって異なる味わいのウイスキーになります。

【ピート】

モルト・ウイスキーに使用する大麦麦芽を乾燥させるときに使われるのがピートです。ピートとは泥炭のことで、ピートの量や産地、焚き込む時間などによってピート香が異なってきます。

【蒸溜】

蒸溜器の種類や形状によっても味わいは異なります。一般に単式蒸溜器(ポットスチル)では原料の風味の残る複雑な味わいが、連続式蒸溜器ではシンプルでクリアな味わいが生まれます。

【熟成樽】

樽(カスク)の材質、過去にどんなお酒が入っていたか、樽の内側の焦がし具合など、熟成させる樽の種類によって、ウイスキーに付加される風味に違いが出ます。

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