はじめに

最近は高齢者ドライバーによる車の事故も増えています。
ドライブレコーダーも普及され、事故の瞬間などもテレビやネットで見ることも多いです。また、高齢者ドライバーによる死傷事故がテレビで報道される日が続いていますね。
今回はそんな高齢者ドライバーの事故について少しですが紹介したいと思います。

高齢者ドライバー

国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば,今後,高齢化率は,総人口が減少する中で高齢者人口が増加することにより引き続き上昇し,48(2036)年には,33.3%と3人に1人となり,54(2042)年以降高齢者人口が減少に転じた後も上昇を続け,77(2065)年には38.4%に達すると推計されています。

平成28年末の運転免許保有者数は約8,221万人で,27年末に比べ約6万人(0.1%)増加した。このうち,75歳以上の免許保有者数は約513万人(75歳以上の人口の約3人に1人) で,27年末に比べ約35万人(7.3%)増加し,今後も増加すると推計されています。

事故の原因

高齢者は加齢により,動体視力の低下や複数の情報を同時に処理することが苦手になったり,瞬時に判断する力が低下したりするなどの身体機能の変化により,ハンドルやブレーキ操作に遅れが出ることがあるなどの特性が見られます。

また,加齢に伴う認知機能の低下も懸念されるところであり,警察庁によれば,平成28年に運転免許証の更新の際に認知機能検査を受けた75歳以上の高齢者約166万人のうち約5.1万人は認知機能が低下し認知症の恐れがある第1分類と判定されています。

自主返納も

安全に運転する自信がなくなった高齢者は車の運転を止めることが望ましいです。高齢者に対して運転免許の自主返納を勧める動きも広まっています。過信運転をする高齢者がいる一方で、事故を起こす前に運転を止めようと考える高齢者も多いです。
平成29年には自主返納数が42万2033件。平成28年より7万6720件増加しました。その内約6割が75歳以上です。これは過去最多記録となっています。
自主返納が周知されてきているということがわかります。

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