先日、お昼時に餃子で有名なチェーン店に行きました。臭いが気になったので餃子を食べるつもりはなかったのですが、ゼロニンニクというのがあったので、食べることにしました。そもそもニンニクって美味しいけれども、なぜあんなに臭うのか気になり、今回ニンニクを調べてみる事にしました。

効果

① 血行促進
ニンニクの主成分アリシンには、血管を拡張し、血行を促進する働きがあります。また、ニンニクに豊富に含まれているビタミンEも抹消血管を拡張する働きがあるビタミンです。にんにくを毎日の食卓に取り入れることで、血の巡りが良くなり、手足の冷えを緩和する効果が期待できます。

② 整腸作用
にんにくの主成分アリシンが胃腸の動きを促進し、ぜん動運動を活発にする効果が期待されます。また、胃液の分泌を促し、胃腸の調子を整えることから、食欲不振の方にもよい効果があるそうです。ただし、食べ過ぎると逆に下痢や腹痛の原因になるので注意が必要のようです。

③ 疲労回復・滋養強壮
疲労回復に欠かせないのがビタミンB1です。糖質の代謝に必要な酵素の働きを助けて、エネルギーを生み出すので、「疲労回復のビタミン」と呼ばれています。ビタミンB1を含む水溶性ビタミンは、身体に貯めることが出来ないため、必要以上に摂取した分は尿などから体外へ排出されます。ところが、にんにくに含まれる成分「アリシン」がビタミンB1と結びつくと、脂溶性の「アリチアミン」という物質に変わるのです。このアリチアミンは体内でビタミンB1と同様の働きをしながら、吸収率はアップする優れもの。疲れにくい体づくりをサポートしてくれます。さらに、にんにくのもうひとつの主成分「スコルジニン」にも滋養強壮や疲労回復に役立つとされており、ホルモン系統を刺激して、精力を増強させる作用があります。

④ 抗菌・殺菌作用
にんにくは抗菌・殺菌作用があることでも知られています。ペスト(黒死病)が大流行した18世紀のヨーロッパでは、4人の盗賊が病気で亡くなった人から物を盗む際に、薬草を調合したビネガーを体に振りかけて感染を防いだそうです。馬刺しやカツオのたたきを食べるときに、すりおろしたにんにくを添えるのは、食中毒を防ぐためにもいいそうです。

ニンニクの臭いの原因

にんにくのほとんどの効果・効能は、独特のツンとした臭い成分アリシンによるものなんだそうです。アリシンはアミノ酸の一種であるアリインが変化した物質で、最初からにんにくに含まれているわけではありません。
アリインはもともと無味無臭の成分ですが、刻んだりつぶしたりすると、にんにく中の酵素アミラーゼが作用してアリシンに変わり、強烈な臭いを発生させるそうです。

食べ過ぎに注意しましょう

パワーが強いだけに、一度にたくさん食べ過ぎると胃の粘膜を刺激して、胃痛や腹痛、下痢や便秘を引き起こすことがあります。特に生のにんにくは刺激が強いので注意が必要です。生にんにくの場合、1日1片。加熱したにんにくの場合は、1日3〜4片程度に留めましょう。にんにくを弱火の油でじっくり炒めることで、臭いも抑えられるのでおすすめです。

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