今回の状況になり、体温を毎日計る方も増えたのではないでしょうか。私も毎日計っていました。そこで人によって平熱が違うことが気になり、調べました。「体温が低いと体に良くない。代謝が悪い」などと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。では、そもそも体温が低いとは何度が低いというかご存知ですか?今回は、平熱とは何度かということから、体温を上げるために気を付けたい生活習慣について紹介していきます。

自分の体温を知りましょう

体温は、計測するタイミングや外気温など影響を受けるものです。自分の平熱を知っておくためには、まずは1日4回(朝起きた時、午前中、午後、夜)計測をして記録をしてみると、より正確に自分の体温を知ることができるそうです。1日のうちでも朝起きた時が最も体温は低く、夕方は最も高いということもポイントです。食事の後やお風呂の後、体を動かした後や外から帰ってきたあと30分以内は体温を測るのに適していないと言われていますので注意が必要です。1日に何度も体温計測して自分の体温を知ることが大事ですね。

平熱が低いのは何度からですか?

私はそうだと思っていたのですが、冷え性と低体温は、実は「冷え性」と「低体温」は別物なんだそうです。「冷え性」は、なんとなく身体が冷たく感じる自覚症状で、体温などに現れるわけではありません。平熱が低い「低体温」ではなくても、冷え性ということはあり得るのです。日本人の成人の平均とされている平熱は、36.89度±0.34度との調査報告があるそうで、全体の約68%の人が36.6~37.2度の間に入ると言われており、37度が平熱という方も比較的多いということが分かっています。一方で、平熱が36度以下といういわゆる「低体温」の人が増えているといわれています。平熱の平均が36.89度±0.34度ということから、体温が平均より約1度低い人たちということになります。低体温になると、血流が悪くなり様々な不調を引き起こすと言われており、生活習慣や食生活による改善が必要とされています。

体温をあげるには?

1. 運動
運動をし、筋肉を使うことで熱が生み出されると言われています。加齢により筋肉量が減少することでも体温は低下します。適度な運動で筋肉に刺激を与えることで、体温の低下を防止できるそうです。年齢とともに体温は低下してしまうのです。さらに、生活習慣病があり1日の活動量(歩数や中強度の活動である速歩き程度の運動)が少ないと、起床時の体温が低いという結果も報告されているそうです。

2. 飲み物
温かいものを飲むと身体は温まり、体温は上がります。特に「白湯」は、身体を温める飲み物に適していると言われていて、胃腸を温めるため、体温の低い朝の飲み物にはよいとされているそうです。白湯ばかりでは飽きるし、物足りないので、「発酵しているお茶」を選ぶようにしましょう。東洋医学では、発酵させることで酵素が含まれるため身体を温めると言われているそうです。紅茶やプーアル茶やウーロン茶が発酵しているお茶になります。生姜も体を温めることで有名ですよね。お湯に生姜を入れた生姜湯で温まるのもおすすめです。

3. 入浴
日常生活で、体温を上げるために取り入れたい習慣の一つが入浴で、温浴することで、運動等よりも深部体温が上がったという研究結果もあるそうです。体温よりも高いお風呂につかることにより、身体外的熱効果による体温の上昇が、運動などの身体内部的熱効果よりも、体温の上昇が高かったとの報告あるそうです。

4. 食べ物
食べ物もできるだけ温かいうちに食べることで、身体の熱を保つことが出来るといわれています。食事から体を温められるのであれば、積極的にとっていきましょう。東洋医学では、身体を温める食べ物の特徴は、根菜・色が濃い食材・寒い土地が産地の食材・冬が旬の食材だと言われています。葉物野菜よりは、人参や大根、ごぼうといった根菜類を、果物はバナナよりりんごを選ぶと良いようです。さらに、発酵したものは身体を温めると言われているため、牛乳よりチーズ、豆腐より納豆といった選択がよいという事になります。

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