「細菌」は生物!「ウイルス」は、、、
「細菌」は、細胞を持ち、栄養を摂ってエネルギーを生み出し、増殖・分裂を行っているので、“生物”と考えられています。ただ、動物などの真核生物とは違い、細胞核やミトコンドリアなどを持たず、細胞内にDNAがその他の物質とともにごちゃまぜの状態で存在する原核生物に分類されます。
これに対し「ウイルス」は、自力ではエネルギーも生まず増殖もできず、動くこともできません。ただ、DNA・RNAがタンパク質の殻、及びエンベロープと言われる外殻(ないウイルスもあります)に包まれた“物質”になります。動物の体内に入ると細胞内に入り込み、そこで細胞に間借りする形で細胞の機能を利用し、増殖していきます。
最も簡単な違いは、「ウイルス」は生物とは呼べず、「細菌」は生物であるということです。
どちらも目には見えませんが、大きさも違う!
「細菌」は、目に見えないサイズで細胞をひとつだけ持つ単細胞と呼ばれる生物です。その大きさは約0.5~3μm(ミクロン=0.001㎜)で光学顕微鏡があれば何とか見ることができます。ミクロンとは100万分の1で、裁縫針の先端に数百個が乗るくらいの大きさです。
「ウイルス」の大きさは、細菌のさらに1/50くらいの大きさで約10~200㎚(ナノメートル = 0.001μm= 0.000001㎜)なので電子顕微鏡でしか見ることができません。ナノとは10億分の1で、ミクロンの1000分の1。わかりやすく例えると、ヒトが地球のサイズと考えると、細菌がゾウ、ウイルスはネズミくらいの大きさなんだそうです。
どちらも遺伝子がある!
「細菌」には細胞があるため、当然、遺伝子がありますが、ウイルスにも遺伝子が存在します。ただし、細菌にはDNAとRNAの両方が存在しますが、ウイルスにはDNAかRNAの遺伝子のいずれかしか存在しないそうです。
またウイルスは他と違い非常に微小な数の遺伝子しか保有していません。ウイルスのように非常に微小な数の遺伝子の物に対し、遺伝子増幅の仕組みを持つPCR検査は特に有効な方法です。