「花粉」が飛ぶ日を把握しよう!

「花粉」は、特定の条件の日に飛散しやすいため、その日の外出を避けることは効果的な対策になります。花粉が飛びやすい条件としては、“気温が高く湿度が低い日”“風の強い日”“前日に雨が降った日”“晴れた日の昼過ぎ”“晴れた日の日没ごろ”があげられます。

反対に夜間や雨の日、気温が低い日は花粉が飛びにくいため、可能であれば、外出する用事はその条件の日に済ませておきましょう。

「花粉」を体内に入れない!

「花粉症」の症状を緩和させるために大切なことは、「花粉」を体内に入れないことです。花粉のほとんどは鼻と口から体内に侵入してくるため、その2つの侵入経路を塞ぐようにしましょう。

花粉症用のマスクは、正しく装着することで7~8割の花粉の侵入をふせぐことができます。ただ、つけ方を間違えていたり、サイズが合っていなかったりすればその効果は半減してしまうそうです。マスクを装着する際は、顔にあったサイズのマスクをつけること、ノーズクリップの形を鼻に合わせること、プリーツを伸ばして鼻から顎まで隠れるようにすること、くしゃみや鼻水で内側が汚れたらすぐに交換することに気を配りましょう。

また、目の粘膜に花粉が付着しないように、花粉症用のメガネをかけることも効果的です。

「花粉」の侵入は100%防げない!

マスクやメガネで対策しても、「花粉」を100%防ぐことはできません。ある程度は花粉が粘膜に付着してしまいますので、しっかり取り除くことが大事です。

目から花粉を取り除くためには、しっかり洗眼しましょう。この際、大量の水道水で目を洗うと、目を守る役割を持つ涙まで洗い流してしまうことになるため、洗眼薬を使うのがオススメです。用量用法を守って使用しましょう。

また、鼻の粘膜の洗浄には鼻うがいが効果的と言えます。鼻うがいは液体を鼻孔から流し込み、粘膜を洗浄する方法です。この際も、水道水などでは浸透圧が体液と大きく異なるため、鼻の奥がツーンと痛くなってしまいますので、専用の液剤を使うとよいでしょう。

ちなみに市販のものでなくても、大丈夫です。まず、水道水を人肌程度まで温め、0.9%食塩水(1リットルの水に対して9gの食塩を溶かす)を作りましょう。これを先が細くなっているボトルなどで鼻の奥に流し込んで洗浄することが出来ます。

治療薬の使用する!

「花粉症」の症状を抑えるためには、アレルギー性の症状に適した治療薬の摂取が有効です。花粉症が引き起こす鼻の症状を抑えるためには、アレルギー反応による症状を引き起こすヒスタミンの発生を抑える“抗ヒスタミン薬”が有効です。

鼻づまりがひどい場合には、血管を収縮させる働きを持つ薬も有効です。目の症状がひどい場合には、飲み薬だけでなく点眼薬も併用するとよいでしょう。

残念ながら花粉症の症状を完全に抑える薬はないそうで、症状を適切に軽減させるため、花粉症のそれぞれの症状に合わせた薬を選ぶようにしましょう。

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