初詣はいつ行うもの?

お正月が明けてから、いつまでに神社に参ることが初詣となるのでしょうか。
一般的には正月三が日(1月1日、1月2日、1月3日の3日間)のいずれかに詣でることが多いようですが、最近は松の内(門松や松飾りを飾っておく期間)に行けばよいとされる地域も増えています。
松の内も地域によって違いがあり、1月7日までが一般的ですが関西地方では15日までとなっています。
門松を飾って年神さまをむかえ、門松をしまうときに年神さまが帰られるので、神様がいらっしゃるうちにその年の無病息災や平安無事を祈願するのです。

絵馬に願い事を書くのは何故か

初詣では、多くの人が絵馬にその年の願い事を書いて神社に奉納します。絵馬はどうやって生まれたのでしょうか。
奈良時代、祈願のために神社に生きた馬を神馬(しんめ)として捧げていましたが、馬が高価なこと、その世話も大変であったことから、代わりに木や紙などで作られた馬の像が使われるようになりました。その後平安時代から馬の絵が描かれた板で代用するようになり、現代と同じような形で庶民にも広まったのは江戸時代になってからのことでした。

京都地主神社では毎年、その年の「干支絵馬」を授与しています。干支の動物をかたどった置物や絵は「干支物」とも呼ばれ、その年の縁起が良いといわれています。縁起物でもある干支絵馬にあなたの願いを書いて、新しい年の良縁や、開運招福を祈りましょう。

破魔矢(はまや)って何?

昔、弓は武門にとってたいへん大切なものであり、お正月には弓の技を試す「射礼」(じゃらい)という儀式が行われていました。
また、毎年お正月には男児のいる家に子供の無病息災、成長を願って、弓矢を組み合わせた玩具を贈る風習が生まれました。この弓矢は「破魔矢」「破魔弓」と呼ばれ、円盤を双方から打ち込む弓の競技「ハマ」で使われた「はま矢(浜矢)」「はま弓(浜弓)」が魔を破る魔よけの「破魔」に通じるとして名前の由来になったと言われています。
今は不幸を遠ざけて一年の幸運を射止めるお正月の縁起物とされて、毎年京都地主神社でも授与しています。

厄年って何?

災難が多く降りかかったり、大きな変化がおこりやすい年齢のことを、厄年(やくどし)といいます。その年は一年よくよく注意し、慎ましく生活しなければならないとされる平安時代から続く風習です。
男性は、数え年※で25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳が本厄とされています。なかでも男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、凶事にあう率が非常に高いといわれています。この3回の厄年の前後1年間も前厄(まえやく)・後厄(あとやく)と言われ、注意が必要な年になります。

この災難を避けるために、厄年(前厄、本厄、後厄)に当たる新年の最初に、社寺にて「厄払い」の儀式が行われます。この儀式で、一年の災厄を避けて一年を平安無事に過ごせるように祈祷します。

※数え年の計算の仕方…元日から誕生日前日午後12時までは「満年齢(誕生日を基点とする実際の年齢)+2」、それ以降は「満年齢+1」となる。

関連するまとめ

体が硬くなる原因は

運動不足で筋肉を使っていないと、筋繊維がやせ細って硬くなります。

記憶力!もしかすると食生活から見直したほうがいいかもしれません。

記憶力はトレーニングによってある程度引き上げる事ができる事が有名ですが、トレーニング以外にも記憶力を向上させ…

プロ野球選手にも多い難病の黄色靭帯骨化症とは?

黄色靭帯骨化症(おうしょくじんたいこつかしょう)とは、背骨の中心にある脊髄神経の後ろに位置する黄色靭帯が骨化…

関連するキーワード