はじめに

みなさんはスロバキアというとどんなイメージがありますか?
あまり知られていないと思いますので、少し紹介します。
国土の多くが山岳地帯で美しい自然が残っている中に、中世の雰囲気をとどめる町が点在しており、その地方独自の文化を育ててきました。
1993年のビロード離婚(チェコスロバキアの連邦制解消)をもって、スロバキア共和国の首都となったブラチスラヴァは、オーストリアのウィーンから車で約1時間、ハンガリーのブダペストからは列車で約2時間半という近さで、周辺国のリゾート地としても人気となっています。
今回はそんなスロバキアのビールを紹介したいと思います。

ズラティー・バジャント

スロヴァキアではワインがよく飲まれていますが、「ズラティー・バジャント」というおいしいビールがあります。「金のキジ」という意味で、ラベルにはキジのマークがあります。
このビールはブラチスラヴァの東南約50キロ、ハンガリーとの国境にもほど近いフルバノヴォという街でつくられています。醸造がはじまったのは1969年で、古い歴史があるわけではありません。まだチェコとスロヴァキアが同じ国で、社会主義だった時代のことです。

「ズラティー・バジャント」は、チェコの代表的ビールである「ピルスナー・ウルクェル」とよく似たテイストがあります。2011年度の「チェコ・ビール大賞」ではプレミアム・ビール部門の銅賞を獲得するなど、ビール大国チェコでもその味が認められています。

現在は世界的なビール会社であるハイネケンの傘下にありますね。

ウルピネール

スロバキアNo.1に輝いたプレミアムピルスナーです。
ビール大国・チェコと1993年まで同じ国だったスロバキアのビール品質は、チェコと同等の世界最高レベルと言っても過言ありません。スロバキアの地で育まれた麦、ホップ、そして最も大切とされる水は、ビール造りに最適なもののみを厳選し、それらを用いて造ったビールを、50日間長期熟成させる伝統的な手法を用いて造られています。

おつまみ

スロバキアの人たちは、日本人のお米のようにたくさんじゃがいもを食べるそうです

<ポテト・ドーナッツ>は、にんにくたっぷりの甘くないじゃがいものパンケーキです。じゃがいもをチーズおろし器でおろします。1/3を粗く、2/3を細かくおろすところがポイント。そこに、薄力粉、卵、にんにく、マジョラムを加えて、フライパンで焼きます。温かいうちでも冷めてもおいしく、今回のように小さく焼いたものは、スロバキアではビールのおつまみとして食べるとのこと。大きく焼いて、中にチーズや肉を巻いてごちそうとしても食べられます。

関連するまとめ

南国に咲くハイビスカス。鑑賞だけではなくどんな効果があるのか?

ハイビスカスは、エジプトの美の女神であるヒビスを由来としており、ヒビスのように美しい花という意味を込めて名付…

肉離れした時の応急処置は

肉離れのことを専門的に「挫傷」と言います。 準備運動を十分に行わなかったり、疲労の蓄積で筋肉の柔軟性が低下し…

日本の神話に出てくる天照大神とは?

天照は数多いる日本の神々の中でも最も高い位にいる女神で、有名な「天岩戸神話」の主役としても知られています。