炭水化物は食事の最後に食べる

炭水化物は食べる順番を工夫するだけでも、太りにくくすることができるという。

空腹時に血糖値が急上昇しやすい炭水化物(糖質)をたくさん摂ると、その上昇を調整するためにすい臓から「インスリン」というホルモンが分泌される。インスリンはエネルギーとして使われなかった余った糖を体脂肪に変える働きがある。

血糖値の上昇が速いと糖をエネルギーとして使い切れず、インスリンがより多く分泌され、脂肪が蓄積されやすくなってしまう。反対に血糖値の上昇が緩やかなら、インスリンの分泌が少なくなり、脂肪の蓄積を少なくできる。

インスリンの量を抑えるには、食事の始めにまず野菜・豆類・きのこ類、海藻類を食べること。

これらの食品には食物繊維が多く含まれ、血糖値の上昇を緩やかにし、インスリンの分泌量を減らすことができるからだ。しかも脂質の吸収を抑える働きや、ある程度の満腹感を得ることができるため、炭水化物の食べ過ぎを防ぐことにも繋がる。

具体的にはサラダ、具だくさんの汁物や煮物、和え物など。食物繊維を摂った次は、メインの肉や魚、その後でご飯やパンなどの主食(炭水化物)という順番が理想的です。

炭水化物の多い野菜には要注意

炭水化物は大豆や野菜、春雨など他の様々な食品にも含まれている。特に注意したいのが糖質の高い野菜。ジャガイモ、ニンジン、ゴボウ、レンコン、カボチャなどは食物繊維も多いが、糖質も高いからだ。

ポテトサラダ、カボチャサラダ、カボチャの煮物などは特に要注意ゆえ、箸休め程度の量にしておきたい

もちろん食べる量にも注意しましょう

炭水化物は体に必要な栄養素だが、もちろん食べすぎれば太ってしまう。おかわりはせず、適量を食べるように心がけたい。

また炭水化物だけでなく、カロリーのある食べ物は何であろうと食べ過ぎれば体脂肪として蓄積される。炭水化物のほかにカロリーの高い栄養素はタンパク質と脂肪で、炭水化物は1グラム当たり4kcal、タンパク質も同じく1g当たり4kcal、脂肪は1g当たり9kcal。タンパク質は肉、魚、大豆、卵など、脂肪は油に含まれている

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