定番の焼き芋をはじめ、天ぷらやコロッケ、お味噌汁の具材など、様々な料理に使われているさつまいも 。どんな効果があるのでしょうか。
素材の味を活かした焼き芋をはじめ、天ぷらや煮物などのおかず、芋けんぴや大学イモなどのお菓子、芋焼酎やデンプンの原料など様々に利用されているサツマイモ。
便秘改善
さつまいもには、不溶性食物繊維の「セルロース」が多く含まれているのですが、このセルロースが便秘解消にとても効果があると言われています。
他にも「ヤラピン」と言う、さつまいもにしか含まれていない独自の成分も便秘によく効くと言われ、この2つの相乗効果によって便秘解消に大きな効果が期待されています。
セルロースとヤラピンは、共にお腹の中で水を吸って大きく膨らみ、腸を刺激することで蠕動運動(腸が動いて便を外へと動かすこと)を活発にする働きがあります。この蠕動運動が活発になると、おならの元となるガスが発生するため、さつまいもを食べるとおならが出やすくなるそうです。
ちなみに、さつまいもを食べる際、一緒に水分を摂取することで、不溶性食物繊維の効果が上がるそうです。
免疫力向上
サツマイモに比較的多く含まれているビタミンCは、抗酸化作用を持つだけではなく様々な働きを持つ可能性が報告されているビタミンです。ビタミンCは免疫細胞にも存在しており、不足すると免疫システムを弱める=感染のリスクを高めてしまうのではないかと考えられています。2017年に『Nutrients』に掲載されたビタミンCと免疫機能についての研究では、ビタミンCの補給が呼吸器感染症と全身感染症の予防と治療の両方に役立つ可能性が示しています。サツマイモはビタミンCだけではなくビタミンEやクロロゲン酸などのポリフェノールも含まれていますから、抗酸化作用の方面からも免疫機能保持・炎症の悪化予防が期待できます。
美肌効果
さつまいもには多くの「ビタミンC」が含まれています。ビタミンCにはシミやそばかすの原因となるメラニン色素を取り除いてくれる働きがあるので、美肌効果に大きな期待がされています。
また、ビタミンCにはコラーゲンの生成を助ける働きがあるため、ふっくらみずみずしいお肌や、シワのないお肌を目指すには欠かせない栄養素と言えます。
ビタミンCは水溶性で水に溶けやすく、熱に弱いという特徴を持っていますが、さつまいもの代表的な食べ方の一つ「焼き芋」は水を使いませんし、さつまいもに含まれるデンプンがビタミンCを守ってくれるので、大きく損なわれることはありません。
また、さつまいもには若返りビタミンと呼ばれる「ビタミンB1」や、強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」も含まれているので、双方向からも美肌効果が期待できます。
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