じゃがいもにも似たホクホクとした食感と、優しい甘みが特徴的なユリ根。どんな効果があるのでしょうか。
ユリ根は、じゃがいものようなホクホクとした食感とほのかな甘みが人気の高級食材。
馴染みの薄い食材ですが、身近なところでは茶碗蒸しの具などに利用されています。そんなユリ根には、私たちにはあまり知られていない効能がたくさん詰まっています。
カリウムが豊富
塩分の多い食事をすると喉が渇きますよね?これは、塩分を多く摂ったことで、血液中の塩分濃度があがってしまい、それを薄めようとする身体の働きによるそうです。
この働きによって多くの水分を摂取すると、ナトリウムの濃度は下がりますが、水分量が増えたことによって血液量が増え、結果的に血圧が高くなってしまいます。高血圧の方が塩分を控えた食事を勧められるのは、このような理由があるです。
ユリ根に多く含まれている「カリウム」は、体内の余分なナトリウム(塩分)とくっついて、尿と一緒に体外に排出してくれる働きがあります。これによって、体内の塩分量を調節してくれます。
また、腎臓に溜まりやすい老廃物も一緒に排出してくれる効果も期待できるそうです。塩分の多い食事をされている方、高血圧が気になる方は、特に意識して摂取したい栄養素と言えます。
葉酸も豊富
ユリ根には、葉酸がたっぷり含まれていることも見逃してはいけません。
葉酸は、胎児が育つときの先天性異常を抑止する効能があることから、特に妊娠中の女性は意識して摂りたい栄養と言えます。
さらに、葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれる栄養素で、細胞の新生にも深く関わったりしているので、妊娠中でなくても多く摂りたい栄養と言えます。
便秘改善
ユリ根には多くの「食物繊維」が含まれています。便秘に効果があるとして有名な食物繊維ですが、実は「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類に分けられています。
水溶性食物繊維は、お腹で水分と融合してドロドロに溶けてしまい、腸内に溜まった便と絡むことで、スムーズに排便してくれる効果があります。
一方、不溶性食物繊維は、お腹で水分を吸うと大きく膨らんで腸を刺激し、腸が便を外へ動かそうとする蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にしてくれます。また、ユリ根に含まれる不溶性食物繊維は粘性が高いため、ゆっくりと腸内を進むという特徴があり、血糖値が急激に上がるのを抑制する効果もあるようです。
この水溶性と不溶性の食物繊維は、バランスよく摂取するのが望ましいとされていますが、ユリ根にはこのどちらも含まれているため、食物繊維を摂取するのに適した野菜と言えます。
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