はじめに

みなさんはマイコプラズマ肺炎と言う病気を聞いた事はありますか?
あまり聞いたことの無い病気ですね。
感染症という事もあり、飛沫感染で人から人へとうつる可能性もあります。
そんなマイコプラズマ肺炎とはどんな病気なのでしょう。
少しですが、紹介したいと思います。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎とは、マイコプラズマという病原体によって引き起こされる肺炎です。マイコプラズマ肺炎は一年を通してみられますが、特に秋から春にかけて報告数が多くなります。

罹患年齢は幼児期、学童期、青年期が中心であり、7~8歳にピークがあります。2011年と2012年の流行に注目すると、抗生物質に対して効きが悪いマイコプラズマ(マクロライド耐性肺炎マイコプラズマ)が多く検出されました。その結果、治療が難しくなり、マイコプラズマ肺炎を発症した症例が多く報告されています

原因

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマに感染することで引き起こされます。代表的な感染経路は飛沫感染です。飛沫感染とは、感染している人の唾液や咳を通して、人から人へとマイコプラズマがうつっていく感染の仕方です。

また、唾液の中に存在するマイコプラズマは、ドアノブや箸などに付着したときなども、しばらく生存しています。そのため、マイコプラズマが付着した物質に直接触れ、口から取り込む接触感染を起こすこともあります。

呼吸器に侵入したマイコプラズマは、気道の粘膜を破壊します。特に気管支や細気管支などにダメージを与えることが知られています。これにより粘膜の剥離や潰瘍が起こることも珍しくなく、結果として肺炎に至ります。

症状は?

マイコプラズマ肺炎の特徴的な症状は、痰の絡まない乾いた頑固な咳です。咳は初発症状が現れてから3~5日ではじまることが多く、解熱した後も数週間続きます。マイコプラズマ肺炎の進行はゆっくりで、発熱に関してもいつから38度以上になったことがわかりにくい傾向があります。また、咳も初期の段階から呼吸困難を伴うことはまれです。

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