気温差により起こる「寒暖差アレルギー」

「寒暖差アレルギー」とは、気温差などが原因となって生じる鼻炎です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりの他、食欲不振、不眠、イライラする、疲れやすいといった症状もみられ、一般的には、7℃以上の気温差がある場合に起こりやすいそうです。これは気温差が刺激となって鼻粘膜の血管を広げ、内部が腫れることにより、これらの症状を引き起こしていると考えられています。湿度が影響しているともいわれており、空気が乾燥すると悪化する特徴もあるそうです。

一般的な鼻炎とどう違うの?

医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれており、病院でのアレルギー検査などで、花粉やハウスダストといった明確なアレルギーの原因となる物質「アレルゲン」が発見できない場合がこれに当たります。

アレルゲンがはっきりしている鼻炎は「アレルギー性鼻炎」と呼ばれ、代表的なアレルゲンとして花粉、ハウスダストやダニなどが挙げられます。寒暖差アレルギーは、くしゃみや鼻づまりといった症状が見られる点でアレルギー性鼻炎とよく似ていますが、目の炎症やかゆみ、充血がないこと、鼻水の色が透明であること、発熱などかぜの症状がないことなどが特徴としてあげられます。

「寒暖差アレルギー」の疑いがある場合はどこで診てもらう?

症状によって診療科も変わってきますが、おもな症状の鼻水・鼻づまり・クシャミなどで受診するなら、耳鼻咽喉科での治療が必要になります。また、免疫の低下や自律神経の乱れが酷いなら、内科や心療内科も考えられます。

もし蕁麻疹が出ているようなら皮膚科、睡眠障害がつらければ精神科や睡眠外来などの受診も必要になるでしょう。たとえば、耳鼻咽喉科の場合、症状の鼻づまりなどへの対処として、点鼻薬などを処方してくれる場合もあります。念のため血液検査やレントゲンで、免疫や自律神経の状態を調べることもあるそうです。

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