はじめに

みなさんは黄色靭帯骨化症という難病をご存知でしょうか?
普段はあまり耳にする事はありませんが、最近ではプロ野球選手がこの難病にかかってしまって、メディアにも触れて聞く事もありましたね。
しかし、この難病がどういったものなのかまでは知りません。
今回はプロ野球選手や一般の方にでも起こりうる、黄色靭帯骨化症について少しですが紹介したいと思います。

黄色靭帯骨化症

黄色靭帯骨化症(おうしょくじんたいこつかしょう)とは、背骨の中心にある脊髄神経の後ろに位置する黄色靭帯が骨化することで生じる疾患です。

背骨は、たくさんの骨が重なり筒状になっているのですが、そのつなぎ目のところに位置し、骨と骨の間を補強する役割を持つものが靭帯です。本来柔かいものであるはずの靭帯が骨化することで、黄色靭帯骨化症は発生します。

靭帯は、背骨がある首から腰にかけて存在しています。そのなかでも背中から腰にかけて骨化することが多く、内部にある脊髄神経を圧迫することで足の麻痺などの障害が現れます。

原因

黄色靭帯骨化症の原因は解明されていませんが、加齢や遺伝が関係していると推測されています。特に、黄色靭帯骨化症の患者さんには40歳以上の方が多いため、加齢が一因になるといわれています。

しかし、その一方、20代や30代でも発症するケースがあり、単純に加齢によって生じる疾患であるということはできません。

また、背骨の靭帯が骨化する他の疾患として、後縦靱帯が骨化することで神経障害が生じる後縦靱帯骨化症(こうじゅうじんたいこつかしょう)があります。近年の研究では、この後縦靱帯骨化症には遺伝子が関与していることがわかってきました。具体的には特定の6つの遺伝子が原因となり得ることが明らかになっています。

症状

黄色靭帯骨化症の典型的な症状は、足のしびれです。この足のしびれを放っておくと徐々に力が入らなくなり歩きづらくなって、最終的には歩くことが困難になるケースもあります。また、多くの方に排尿障害(頻尿・尿漏れなど)が現れます。

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