香りによる食欲増進効果!

「松茸」の特徴である独特の香りには、マツタケオールとメチルシンナメート(桂皮酸メチル)という成分が含まれていて、この2つの香り成分には、食欲を増進する効果があり、さらに消化酵素の分泌を促す効能もあります。特に松茸特有の香りを出しているのは、メチルシンナメートで、これら香り成分は、人工的に生成されインスタント食品などにも利用されているそうです。

旨味成分がコレステロールを下げる!

きのこ類に含まれるグアニル酸という旨味成分が、松茸にも含まれています。グアニル酸は血小板が凝集するのを防ぎ、血中のコレステロール値を下げる効能があります。そのため、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があります。

グアニル酸は、昆布などのグルタミン酸と混ざることでさらに旨味が強くなるので、一緒に摂取するとよりおいしく感じるそうです。

ガン予防にも期待できる!

松茸などのきのこ類に多く含まれる多糖類の一種であるβ-グルカンは、身体を守る白血球の働きを活発にすることで免疫力を高める効能があります。免疫力が高まることで外から侵入したウィルスを撃退し、インフルエンザや風邪からカラダを守り、かかりにくくしてくれます。

また、ガン細胞と正常な細胞を見分け、ガン細胞の増殖を抑えるという効能もあります。ガンの再発や移転の予防にも最適と、ガン治療にも応用されている優れた栄養素です。

整腸作用や骨の健康維持にも!

食物繊維も含まれていて、便秘を解消したり、整腸効果が高いため腸内の不要な物質を排出する効能があります。結果として肌の調子も整えてくれます。カロリーが低く栄養価が高いので、ダイエットの手助けにピッタリとも言えます。

また、カルシウムやリンの吸収を促す効能があるビタミンDも豊富で、血中のカルシウム濃度を高め、骨の形成を促進してくれます。ビタミンDはカルシウムの骨への沈着を促す作用もあるため、骨を強くする効能もあり、骨粗しょう症の予防に効果があります。

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