那須高原

那須岳を中心とする那須連山の裾野に広がる那須高原。茶臼岳、朝日岳などでモミジ、ナナカマド、ドウダンツツジなどが紅葉する様は見事といえる。那須連山の主峰、茶臼岳の山腹から山頂に架けられたロープウェイからの眺望は特に素晴らしく、一面が燃えるような赤に染まる景色は必見。麓の県道17号那須高原線(旧ボルケーノハイウェイ)沿いでも色鮮やかなナナカマドやモミジが見ることができるため、ドライブコースとしても人気。

●見どころ
9月下旬頃から山頂が色づきはじめ、見頃となる10月中旬にかけて徐々に麓へと紅葉が広がる。ロープウェイに乗り、茶臼岳や朝日岳の美しい紅葉を堪能するのもおすすめ。

尾瀬

周囲を2000m級の山々に囲まれた標高1400mの湿原、尾瀬ヶ原。この湿原の紅葉は草紅葉(くさもみじ)と呼ばれ、9月中旬から10月初めにかけて草原が金色に色づく。9月下旬から10月中旬までは、広葉樹が赤や黄色に色づき、緑の針葉樹との美しいコントラストを見せる。尾瀬一帯は原始林に囲まれた日本最大級の高層湿原で、800種の珍しい植物群の宝庫。特別記念物、特別保護地区に指定され、至仏山、燧ヶ岳の山岳美や、高層湿原に咲く高山植物など、多くの自然美が堪能できる。

●見どころ
丸太でできた遊歩道から眺める辺り一面の草紅葉は、まるで絨毯が敷き詰められているかのように見える。

高尾山

高尾山は都心から電車で約1時間と好位置にある自然の宝庫で標高は599m。1967(昭和42)年に明治の森高尾国定公園に指定された山内には、約1200種の植物、約100種の野鳥、約5000種の昆虫が生息している。中でも秋のモミジは格別で、山頂のもみじ台や薬王院の周辺、ケーブルカー清滝駅、高尾山駅など、約1ヶ月にわたって多くの登山者の目を楽しませている。麓の清滝駅から標高472mの高尾山駅までケーブルカーで結ばれた沿線にはオオモミジやイロハモミジなどが群生し、最盛期には赤や黄色のトンネルができる。

●見どころ
高尾山もみじまつりでは、土日祝にケーブルカー清滝駅前ステージで、八王子にゆかりのある太鼓や歌謡ショー、民踊や谷内王子車人形などのイベントが行われる。また、中腹の十一丁目茶屋前スペースでは、マス酒の販売や、東京こけしの実演販売も。

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