夏バテの原因

夏バテの症状は定義づけられていませんが、多くの方は「だるさ」「疲労感」「食欲不振」のような体の症状だけではなく、「イライラ」「無気力」という心の症状も出てきます。体の不調やつらさを放置していると、治りにくい夏かぜになることがありますので要注意です。
毎年、必ず夏バテしているという方も少なくないですよね。夏バテの原因は大きく分けると4つになります。
外の暑さと冷房による温度差、睡眠不足、水分とミネラルの不足。そして消化機能の低下と栄養不足です。
夏の暑さで消化機能が低下してしまうと、活動や健康に必要な栄養素の吸収がスムーズにいかなくなり、夏バテに。体が食べ物を欲しがらない状態、食欲不振になってしまうと、ますます必要な栄養が摂れずに弱ってしまいます。

そこで、夏バテ対策になる栄養素を含んだ食べ物、そして食欲をアップさせる食べ物をご紹介しましょう。

夏バテを解消する食べ物

夏バテに摂りたい栄養素は、疲労回復効果の高いもの。特にビタミンB1、アリシン、クエン酸は効果が高い栄養素です。さらに夏バテを防ぎつつ回復させたいのなら、ビタミンC、ムチンも加えることをおすすめします。

●豚肉
ビタミンB1を含む夏向けの食べ物は豚肉。夏の食事で不足しやすいタンパク質も同時に摂れますし、手軽に手に入ります。含まれているビタミンB1も無理なく体内に吸収され、疲労回復を手助けしてくれるのです。

●にんにく
アリシンはにんにくに多く含まれています。確かにスタミナ料理には、にんにくが使われていることが多いですよね。アリシンは代謝機能を高め、しかもビタミンB1の働きをアップさせる働きもあるので、豚肉とにんにくを一緒に摂るといいですよ。

●梅干し
クエン酸を含む食べ物で、夏におすすめの食べ物は梅干しです。梅干しは塩分補給にも役立ちます。梅干しのクエン酸は疲労物質である乳酸を排出させるので、疲労回復に役立ち、夏バテにもおすすめです。ただし塩分が高いので、塩分を気にされている方は注意しましょう。

●ゴーヤ
ビタミンCは、ストレスへの抵抗性を強めたり、疲労回復のための栄養素の吸収をアップさせたりします。質の良い睡眠をとるためにも大切な栄養素。ストレスや疲労は夏バテの大敵ですから、ビタミンCもしっかり補給しましょう。食事で摂るなら、夏が旬の野菜ゴーヤがおすすめです。

●オクラ
ねばねばした成分、ムチンを摂るならオクラがいいでしょう。一年を通して流通しているオクラですが、旬は夏になります。ムチンは、胃腸を保護しながらタンパク質の吸収を高めます。すると疲れにくい体になりますし、夏バテの予防と回復にも役立ってくれるのです。

食欲アップに役立つ食べ物

「夏バテに良いとされる栄養素も、それが含まれている食べ物もわかったけれど、肝心な食欲がないから食べたくない!」という方も多いかもしれませんね。でも食欲不振のままでは夏バテは解消されません。食欲アップさせるための工夫をしてみましょう。

盛り付け方を工夫したり、彩りをきれいにしたりしてみることがおすすめです。また香りもそそられるようにしてみると、「ちょっと食べてみようかな」という気分にさせてくれます。夏だから楽しめる旬の食べ物を工夫してみましょう。味も、レモンや梅干し、酢や黒酢など酸味をうまく使うと、疲労回復効果とさわやかな味わいを楽しめます。

簡単な料理として、茹でた豚肉にオクラを添え、刻んだ梅とおろしたにんにくを和えたソースで仕上げるというのはいかがでしょうか。ゴーヤチャンプルーも程よい苦みが食欲をアップさせてくれます。他には、隠し味に酢を入れてさっぱりとさせたレバニラ炒めもおすすめ。また、プラスして香りも味わいもよいしそ・しょうが・にんにく・みょうが・ 三つ葉・長ねぎ・パクチーといった香味野菜を上手に使うのも、よいでしょう。

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