はじめに

野球でピッチャーのマウンドに白い袋の様なものが置いてありますね。ピッチャーが投げる前に触ったりしてるのを観たことがあるのではないのでしょうか?今回はそんな白い袋ロジンバッグについて少し紹介したいと思います。

用途

ロジンバッグは主にピッチャーの滑り止めとして使われます。指の汗でボールが滑らない様にしたり、雨の日にはお尻のポケットに入れてピッチャーの他に野手もロジンバッグを使う事もあります。

ロジンバッグ

ロジンバッグの中の白い粉ですが、主な成分は樹脂であるマツヤニと炭酸マグネシウムからなります。
マツヤニ自体がすべり止めの役目を果たすのですが、それだけでは、粘り気がありすぎて、皮膚を傷つけたりするそうです。
ですからそれを防ぐ成分として炭酸マグネシウムが配合されています。
割合で言うと、マツヤニが20%で炭酸マグネシウム80%ぐらいです。

歴史

■ ロジンバッグが何時から使用され始めたかについては定かではありませんが、少なくとも昭和43年(1968)に、アメリカの改正ルールを日本でも採用することになったので、それ以前の昭和40年前後(1965年頃)に輸入され、使われ始めたと想像されます。それ以前は、ロジンバッグの様なものでなく、単に、炭酸マグネシウムの様な無機の粉を用いていたものと思われます。アメリカでは少なくとも1945年の頃には使われ始めました。

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