ミネラル補給に

ココナッツウォーターはカリウムを中心としたミネラルを含んでおり、電解質が多く身体とほぼ同じ浸透圧のため「天然のスポーツドリンク」とも呼ばれています。昔の船乗りや生理食塩水が入手できない発展途上国人たちは脱水症状の際に生理食塩水の代わりとして静脈点滴に利用するとも言われています。特にむくみ対策として効果が期待されるカリウム含有量はは100gで比較した場合ココナッツウォーターは230~250mgと、大体のスポーツドリンクが10~20mg程度の含有量であるのに対し非常に豊富です。また100gあたり20kcalと低カロリーで脂質もほとんど含まれていないので、ダイエット中の飲み物としても適しています。

肥満予防

ダイエットに良い油として注目されているココナッツオイルも、原料は同じココナッツの殻の内側の固形胚乳と呼ばれる白い部分を乾燥させた「コプラ」です。ココナッツミルクは果肉を取り除き濾過した白い液体部分、ココナッツオイルは圧搾した後油分を分離させて作られます。オイルは低温圧搾法・発酵分離がもっとも体に良い成分が残っていると言われています。
私たちが日常的に摂取している脂肪・油のほとんどは不飽和脂肪でも飽和脂肪でも「長鎖脂肪酸(LCFA)」を主体としていますが、ココナッツやパームフルーツに含まれる脂質は「中鎖脂肪酸(MCFA)」が主体となって構成されています。中鎖脂肪酸は炭素数が長鎖脂肪酸の約半分と少なく、直接肝臓で分解されるためエネルギー転換が早いことが特徴です。このためココナッツオイルなど中鎖脂肪酸の含有率が高い油は、燃焼しやすいこと・脂肪として蓄積されにいこと・食後の血中中性脂肪増加率が少ないことなどから、肥満予防・体脂肪の減少に役立つという実験結果が数多く報告されています。そのほかに糖尿病の予防効果などにも効果が期待されています。

二日酔い予防に

ココナッツには、ナイアシンという栄養が含まれていることも覚えておきましょう。
ナイアシンはアルコールの代謝を促す作用がある栄養のため、二日酔い防止に効果があります。
さらに、ナイアシンは皮膚や粘膜を健康に保つ効果や補酵素として三大栄養素の代謝を促す働きもあります。

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