はじめに

おたふく風邪といえば子供に多い病気のイメージですね。
おたふく風邪にかかると、熱が出て顎の下らへんが腫れてしまいますね。
今では子供だけの病気でもなく、大人もかかると言われています。
熱や腫れではなく、合併症の危険性もおたふく風邪にはあると言われていますね。今回はそんなおたふく風邪について少しだけ紹介したいと思います。

おたふく風邪

おたふくかぜにかかるのは、幼児から小学校低学年くらいまでの子どもが多くなっています。おたふくかぜは、「子どものときにかかるほうが軽く済む」などと言われることがありますが、これは間違いです。子どもがかかった場合でも、合併症によって後遺症を引き起こすおそれがあります。

おたふくかぜは正式には流行性耳下腺炎(じかせんえん)といい、感染力が強い病気で、ムンプスウイルスの感染で起こります。感染すると、平均18日前後の潜伏期間を経て発症します。

ムンプスウイルスの主な感染経路は、飛まつ感染と接触感染です。飛まつ感染は、感染している人のせきやくしゃみ、会話などでウイルスを含んだ飛まつが飛び散り、周囲にいる人が鼻や口から吸い込んで感染します。接触感染は、感染している人とキスをしたり、ムンプスウイルスが付着した手やドアノブ、手すりなどにふれた手で、口や鼻を触ったりすることなどで感染します。
ムンプスウイルスが感染しやすい部位の1つが、唾液を分泌する唾液腺です。唾液腺ではムンプスウイルスを排除しようとする免疫機能が働き、炎症が起こります。その結果、唾液腺のある顔の周りが腫れて痛みが生じたり、発熱したりします。
そのほか、頭痛、けん怠感、食欲低下など、かぜと似た症状が現れることがあります。

治療

おたふく風邪の治療は、対症療法が主体です。発熱や耳下腺の痛みに対しては、解熱鎮痛薬が使用されます。症状によっては食事摂取がままならないこともあるため、点滴が適応になることもあります。
難聴が生じた場合には、聴覚障害の程度に応じて補聴器や人工内耳を使用することもあります。また周囲の理解も必要であり、長期的な社会的サポートを充実させることが大切です。

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