文化の違い①

・関東と関西で周波数が違う
東側が50Hz、西側が60Hz
日本では静岡県の富士川から新潟県の糸魚川あたりを境にして、東側が50Hz、西側が60Hzの交流が使用されています。これは意図があって分けたわけではありません。原因は電力事業が始まった明治時代に遡ります。
当時、電力会社は発電機を海外から輸入していました。東日本地域の電力会社はドイツから、西日本地域の電力会社はアメリカから発電機を輸入していたのです。ドイツは50[Hz]、アメリカは60[Hz]を採用していたため、日本は輸入先の違いから東西で周波数が異なってしまったわけです。

・エスカレーターの立つ位置
関東では左側
エスカレーターに乗る際、関東では左側に、関西では右側に立つのが基本です。もう片側は、歩いて急ぐ人のために空けておきます。これは、東西でくっきり出る違いの定番。
関西では右側
大阪では1970年の万博の際に「右に並ぶこと」と並び方が統一されたからだと言われています。

・「マクドナルド」の呼称
関東は「マック」、関西は「マクド」
おなじみファストフード店「マクドナルド」の略称が関東と関西で違うのはもうすでに有名ですね。関東なら「マック」、関西なら「マクド」です。もはやそれで定着してしまっているので、新聞でも東西で略称を使い分けているほど。
関東では「わざわざマクドなんて。マックでいいじゃん」という感覚ですが、関西では「あのパソコンとまぎらわしいねん」と思ってしまうそうです。

食べ物の違い①

・関東は「今川焼」、関西は「回転焼」
小麦粉の生地の中に餡を入れてこんがり焼いた和菓子は全国で様々な呼び名があります。
首都圏は「今川焼き」が強く、関西は「回転焼き」が主流。
ただ、首都圏と関西を除く地域では「大判焼き」が主流だった。

・「どん兵衛」のつゆが違う
東はかつおだし、西は昆布だしがベース。容器の(E)(W)に注目
日清食品のカップ麺「どん兵衛」は、東日本ではかつおだしがベースの色の濃いつゆ、西日本では昆布だしがベースの色の薄いつゆ、と味を分けている。フタと本体に小さく(E)と(W)の文字が入っており、EはEast(東)、WはWest(西)を意味する。

・「カップ焼きそば」の勢力が違う
東日本では、まるか食品の「ペヤング」が人気
西日本では日清食品「U.F.O.」のシェアが高い
まるか食品は群馬、日清食品は大阪が創業の地で、それぞれの地域に根付いていると思われる。

・「食パン」の好み
関東は6枚切りが主流
関西では厚めの5枚切りが1番人気
食パンの好みも東西で異なる。関東は1斤6枚切りが主流だが、関西では厚めの5枚切りが1番人気。敷島製パンなどは、「お好み焼きなどの“粉もん”文化の関西はもっちりした食感の5枚切り、パリッとした煎餅文化の関東はさっくりした食感の6枚切りが人気」と分析する。

・「お寿司」といえば?
江戸前寿司
江戸前寿司と呼ばれるようになったのは、江戸の前方にあたる海、つまり当時の東京湾で獲れた魚で握ることが由来しています。

現在で言うにぎり寿司のことを指す江戸前寿司は、今のように冷蔵庫や冷凍庫といった保管庫がない時代、保存をしやすいように仕上げる工夫がされていました。その工夫とは、魚介類が新鮮な内に塩や酢で締めたり、タレに漬け込んで煮たりする「仕事」を施し、生の状態よりも旨味を凝縮させる方法です。
押寿司(箱寿司)
関西の寿司は、木箱に酢締めにした魚、酢飯を詰めて押して作ることから押し寿司、箱寿司とも呼ばれています。完成した寿司を切った形が江戸時代にできた握り寿司の原型であり、にぎり寿司のようなシャリの上にネタが乗っている形とは異なります。

関西の寿司は保存を主体とするため、江戸前寿司に比べて砂糖を多く使います。そして江戸前寿司は余分な酸味を蒸発させるために、酢とご飯を合わせた後うちわや扇風機などで急激に冷ましますが、関西の寿司は酢をしみ込ませるために、ゆっくりと冷まします。

・イカ焼き
関東ではイカの丸焼き
関東でのイカ焼きは主に「焼きイカ(イカの丸焼き・姿焼き)」を指す。
関西では“粉もん”の一種
一方、関西の「イカ焼き」はお好み焼きに似た“粉物”で、イカのゲソと小麦粉で溶いた材料を2枚の鉄板でプレスして作る。

Part②へ

関連するまとめ

疲れが取れない!?その疲れの原因を探ろう

疲れですが、大きく分けると肉体的の疲れと、精神的な疲れ2種類に分類されるようです。

どんな時にサプリメントを摂ればいいの?

サプリを飲む目的としては、将来に備えたいケースと、解消したい特定のお悩みがあるケースが挙げられると思います。

ちはやふるとは?

映画でも話題になった競技かるた

関連するキーワード