
アイナメをご存知でしょうか?アイナメとは岩礁域に生息する低生魚で、とても美味しく食べられる魚です。その効果とは
アイナメは鮮度落ちが早い魚なので、できれば活け物、そうでなければ活〆されたものを選びましょう。
アイナメとは
日本各地の沿岸の岩礁地帯にすみ、体長は40cm位になる。
うろこは細かく体色は濃淡の複雑なまだら模様で黄色、茶褐色が普通だが変異に富んでいる。
10~12月に浅海にきて、海藻に卵を生みつけ、卵がかえるまで雄が護るので、このころ浅所の藻場(砂底)では雄ばかり釣れる。 (雄は黄色、雌は茶褐色、一般的な見分け方)。 釣りの対象魚として親しまれている。
肉は白身で柔らかく淡泊そうだが、意外と脂肪が多く、市場には活魚として入荷することもあり、ほぼ通年にわたり利用される魚。 味は1年中あまり変わらないといわれているが、旬は春から初夏、ことに、春先のものが美味。
鮮度のよいものは、刺身、アライなどして生食にするが、いたみやすいので手早く処理する。三枚におろして皮を引き、さっと湯に通してすぐ水氷につけ、薄いそぎ切りにする湯あらいなどもよい。洋風にあっさりしたレモン風味でフライやから揚げにしても旨い。
栄養とは
アイナメには100g中に2.04gの不飽和脂肪酸が含まれていますが、その中には、血中の中性脂肪を下げる働きや血液をさらさらにするし動脈硬化を予防する働きなど、生活習慣病の予防に役立つ様々な働きをするとされるn-3系脂肪酸が多く含まれています。中でもよく知られているDHA(ドコサヘキサエン酸)は380mg、EPA(イコサペンタエン酸)は350mg含まれています。
◆骨粗鬆症の予防に
アイナメには主に動物性食材から摂取しなければならないビタミンDが100g中9㎍含まれています。ビタミンDには体内のカルシウムの濃度を調節し一定に保つ働きや、カルシウムやリンの吸収を助けるとともに、骨の形成を促す働きなどがあるとされています。
◆動物性のたんぱく源
アイナメは淡白な白身魚で、脂質や炭水化物が少なく、良質なたんぱく源と言えます。
食べ方
アイナメの身は 根魚らしい甘みを感じる味わいと 弾力のある身質が特徴。 甘みを強く感じる脂も臭みがないので 魚が苦手な方でも食べやすい魚だと思います。 身は弾力があるので 釣った当日のお刺身は薄作りがおすすめ。 味は淡白なので薬味やポン酢、 コブ締めなど風味を豊かにする 食べ方にも良く合います。 火を入れると身が縮むので調理時間は短めに、 包丁で切り込みを入れておくのがポイントです。