「体育座り」が廃止になる?!

「体育座り」は1965年に現在の文部科学省である文部省が学習指導要領の補足として発行した『集団行動指導の手びき』で「腰をおろして休む姿勢」として紹介され、全国に広まったそうです。体操座りとも呼ばれる、座る方法の一つである「体育座り」は、尻を地や床などに着けて、両脚の膝を立てて踵を揃え、両腕は両膝を抱え込む坐法です。むしろ知らない方の方が少ないのではないでしょうか。

自分の世代では当たり前にようにやってきた「体育座り」ですが、現在では子供たちから「お尻や腰が痛む」「窮屈」などの声があがっているようで、教員や専門家からも「子供の身体に負担の少ない座り方」を導入すべきという流れになっていて、今後は廃止になる可能性があるそうです。

「体育座り」が身体に及ぼす悪影響!

この「体育座り」が実は身体に良くないんだそうです。膝を抱え込む座り方は、内臓を圧迫したり、座骨への刺激もあるそうです。集団行動の手引には体育座りの状態で、さらに背筋を伸ばすと書かれているそうですが、これは腰への負担も大いに考えられます。

長時間座らなくてはいけない場合や、体の大きな子にとっては、「体育座り」はかなり負担の多い姿勢になるようです。ちなみに海外では体育座りのような座法はほとんどないそうです。

最近に子供たちは下半身の関節が硬くなっている!

近年では、家庭などでは椅子に座ることがほとんどのため、最近の子どもたちは下半身の関節が硬くなっていて、床に座ること自体に困難を感じる場面も多いんだそうです。

ただ関節は柔らかに越したことはありません。関節が柔らかければ、地面からの衝撃を吸収し、けがが少なくなるなどいいことずくめなんだそうです。幼少期に体が楽で集中していられる座り方が出来ていれば、大人になってからも様々な場面で役立つそうです。関節を柔らかくするには足のマッサージや、日ごろから畳やフローリングに座る時間をつくってみるとよいそうです。脛の内側を親指で押さえながら足首を回してから座ると、足首の硬さが取れて楽になるそうです。

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