ずっとしあわせになる

歩くことで、脳はセロトニンやドーパミンなどの「しあわせ物質」を分泌して、これが歩いているときだけでなく、終わってからも気分をよくしてくれるというのです。外でウォーキングすることは、室内で歩くよりもうつ病の割合を下げてくれることもわかっています。

記憶の低下を防ぐ

歩くことで脳由来神経栄養因子(BDNF)というタンパク質の一種が放出されます。BNDFは脳の栄養ともいわれるもので、新しい神経細胞の発生や成長を促し、記憶の低下や認知症を予防してくれます。

血圧が下がる、 心臓発作のリスクが下がる

歩くことで心臓の鼓動が早くなり、血液が多く送られます。それを続けることで心臓は少しの労力でより多くの血液を送れるようになり、その結果血圧が下がります。

定期的に歩くという習慣は、心臓発作のリスクを35パーセントも下げてくれるということが18本の論文を分析した結果、わかったそうです。

肺がんを予防できる

運動する習慣は、肺がんになる確率を30パーセントも減らすことができるといいます。さらに、喫煙者を肺がんから守る効果も多少あるとか。また、ぜんそくやそれ以外の肺疾患を抱える人にとっては症状をやわらげる効果があります。

骨を強くすることができる

自転車をこいだり、泳いだりするのと違い、歩くことは負荷がかかる運動です。この軽い負荷が骨の強化につながり、骨粗しょう症や骨折から守ってくれます。

脂肪の蓄積を防いでくれる

ウォーキングをすると、筋肉に脂肪を燃焼させるイリシンというホルモンを放出させます。科学者によると、これがエネルギーをためこむのではなく、燃やすよう脂肪細胞のプログラムを書き換えるのを促してくれるそう。それで代謝がアップし、カロリー燃焼の少ない白色脂肪細胞を、カロリー燃焼しやすい褐色脂肪細胞へと変えてくれます。こういった効果で、体重を減らしやすくなります。

若々しい見た目になり、多くの病気の予防につながる

運動は汗をかくだけでなく、肌のなめらかさや弾力をキープするために役立つタンパク質、コラーゲンの生成を助けてくれるため、肌を若々しく見せてくれます。

外を歩くことで、素肌が日光にさらされ、これがビタミンDの生成につながります。ビタミンD不足はアルツハイマー病、心臓病、くる病や前立腺がんなどのリスク上昇につながってしまいます。だから、毎日外を歩くことは健康を守るためのとてもよい方法なのです。

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