二日酔い予防に

ハマグリにはグルタミン酸、タウリン、ベタインという肝臓機能サポートに役立つアミノ酸が含まれています。特にタウリン含有量は100gあたり550mg程度と貝類の中でも豊富だと推測されているため、アルコールの無毒化(分解)過程で発生する“アセトアルデヒド”の分解を高める働きが高いと考えられています。またうま味成分として知られているグルタミン酸もアルコール代謝を促進す働きが報告されていますし、ビタミンB群の一つであるナイアシンもアルコール・アセトアルデヒドの分解をサポートしてくれますから、二日酔い予防や回復促進に効果が期待できます。

ビタミンB12が豊富

はまぐりで注目すべき栄養は、ビタミンB12です。
ビタミンB12は魚介に多く含まれる栄養ですが、その中でもはまぐりは「100g:28.4μg」と、生の魚介類ではトップ10入りをする豊富さです。
効果や効能については脂質の代謝に大きく関わるほか、神経機能の働きを正常に保つ効能、タンパク質や核酸の合成促進などの働きがあります。
そして、貧血の予防に関わる栄養の一つとして知られてるのもビタミンB12。貧血には2種類あり、鉄分が不足して起こる「鉄欠乏症貧血」と、ビタミンB12と葉酸が不足して起こる「巨赤芽球性貧血(悪性貧血)」があります。
ビタミンB12は葉酸と協力し合って、正常な赤血球を作る働きをサポートする栄養です。はまぐりには量は多くありませんが葉酸や鉄分や亜鉛なども含むので、貧血予防の効果が高いと言えるそうです。

骨の健康に

はまぐりには、マグネシウムも多く含まれています。全食品と比較すると少ない方ですが、生の魚介類の中では比較的、高い含有量です。
マグネシウムは、なんと300種類もの体内酵素を助けるほか、エネルギーの生成をスムーズにしたり、神経の興奮を抑えるなど、その効果は多岐にわたります。
はまぐりに含まれているマグネシウムは、骨の形成にも深く関わる栄養で、カルシウムとバランスよく摂取すると効果的。はまぐりはほどよい量のカルシウム、リンも含むので骨粗鬆症粗予防にいいそうです。

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