掃除用のクエン酸と食用のクエン酸の違いとは

「クエン酸」は工業用(掃除用)、食品添加物、医薬品と、3つのグレードがあり、精製純度によって分けられているそうで、純度が高いほど製造許可基準が厳しくなっていきます。医薬品が最も純度が高く、 続いて食品添加物、そして掃除様として用いられる工業用が最も純度が低いです。

簡単に言うと医薬品は不純物が少なく、工業用は不純物が多いということです。医薬品、食品添加物は口に入れても問題ありません。ちなみに純度99.5%以上が口に入れても問題のない純度なんだそうです。

掃除用を間違って口にしてしまったらどうする?

精製純度により3つのグレードに分けられている「クエン酸」、医薬品・食品添加物より工業用は不純物が多いとなると、あまり飲みたくはないと思います。もちろん食品添加物用の基準を下回るものを口にするのはできるだけ避けた方がよいでしょう。

ただ、誤って掃除用を口にしてしまった場合、少量であれば問題がないようですが、多めの水・牛乳を飲んで様子を見てください。もし、異変があれば医療機関で受診しましょう。

痛風にも効果がある「クエン酸」!

「クエン酸」疲労回復や、美容にも効果があるとご存知の方も多いと思いますと思いますが、他にもさまざまな効果が期待されています。

最近では痛風にも効くと話題です。痛風は体内で合成される尿酸と、排出する尿酸のバランスが崩れることによって起きる病気です。血中の尿酸濃度が高くなると溶けにくくなった尿酸が関節液中で結晶化して沈着し、激しい関節炎と足の付け根の痛みを感じます。近年、成人男性における発症率が高くなっているといわれています。

痛風を改善するには、尿酸の材料となるプリン体を多く含む食品を制限することも大切ですが、尿をアルカリ化させることが大切です。クエン酸製剤(クエン酸ナトリウムとクエン酸カリウムの合剤)は尿をアルカリ性にする性質があり、尿酸を尿中に溶かし排出しやすくします。これにより尿酸値が下がるので、痛風の改善が期待できます。

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