更年期障害や骨粗しょう症に

イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをし、更年期障害や骨粗鬆症を予防する効果が期待されています。きなこは骨を丈夫にするカルシウムやマグネシウムも豊富なので、より骨の健康維持に長けています。
ホルモンバランスを整えてくれるので、PMS(月経前症候群)の緩和、生理不順の改善、美肌や育毛効果なども期待されています。
体調不良が気になる女性にこそ、とくに摂ると良い成分です。飽きないように、たまにはきなこを豆乳に変えてイソフラボンを摂るのもいいかもしれません。
イソフラボンはフラボノイドの一種で、大豆の胚芽部分に多く存在します。ただ、イソフラボンには一日の摂取量が75mgと上限があります。きなこ大さじ1杯で16mgのイソフラボンが摂れますので、大豆製品を食べる場合は摂りすぎに注意が必要です。

タンパク質が豊富

きなこはタンパク質が豊富な食品です。全体の約40%近くがタンパク質という豊富さです。
タンパク質の働きで有名なのが、筋肉や肌、臓器などを作る効果があるということです。その他、疲労回復や免疫力にも関係するため、大人だけでなく子供の成長期にも必要な栄養です。もちろん妊婦さんや赤ちゃんにも必須です。
イソフラボンやビタミン、ミネラル、食物繊維といった美肌に欠かせない栄養も含むので、肌荒れに悩む女性にはきなこはとても良い食品です。
ただ、きなこはお肉や煮豆のように一度に量を取れない食品なので、牛乳に混ぜたり間食に利用したりと、毎日少量を続けて摂る方が効果を得やすいです。

鉄分がたっぷり

鉄分は、血液の赤血球のヘモグロビンの構成する成分で、全身に酸素を運ぶ大切な役割があります。貧血を予防する効果があり、妊婦さんだけでなく育ちざかりの子供や、赤ちゃんにとっても必要な栄養です。
また、きなこは貧血に関わる栄養や成分をたくさん含んでいます。豊富なタンパク質は鉄分の吸収をよくし、鉄の利用を促す銅、亜鉛や葉酸といった栄養もそろっているので、貧血の予防効果が高いと言えます。
一度に多くの量は摂れませんが、毎日一日大さじ1~2杯を目安に摂取するのが良いそうです。

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