トレーニングベルトとは

トレーニングベルトは、リストラップ・リストストラップ・パワーグリップと同じように、筋トレのパフォーマンス向上や怪我の防止に効果を発揮してくれるトレーニングギアの一種です。

パワーベルトを使う場面の多くは、BIG3(デッドリフト・スクワット・ベンチプレス)と言った、多関節運動種目(コンパウンド種目)の際に使用します。
これらの種目は、全身運動種目とも呼ばれ、多くの筋肉を動員して行う種目のことで、使用重量がそのほかのトレーニングと比較すると、高重量を扱って取り組むことがあります。
その際に、このトレーニングベルトを活用することで、カラダの中でも特に重要な関節である「腰」をサポートし、怪我から守ってくれる役割を持ち、かつ「腹圧」と呼ばれる筋出力の向上に効果を発揮するテクニック自体の効果を高めることができます。
また、実はBIG3種目以外のすべての筋トレ種目に取り組む際も、「腰」周辺の関節・筋肉には必ず負担がかかります。
腰はカラダの”要”と書くように、人体のすべての動作に必ず関与する部位のため、BIG3以外での種目の際も、このパワーベルトを活用することで、筋トレの負荷による腰の怪我から守ってくれるという頼もしい効果を持ちます。

トレーニングベルトの効果

トレーニングベルト(パワーベルト)の効果は、主に2つあります。

①筋トレのパフォーマンス向上
②筋トレによる怪我の防止
これらの効果は、トレーニングベルトを巻いた際に、腹圧が高まることでこの効果を発揮することができます。

【腹圧とは】
腹圧とは、読んで字のごとく、お腹の内部の圧力を意味します。(※厳密には腹腔内の圧力)
息を大きく吸い込み、息を吸い込んだままお腹に力を入れる腹筋が固まると思います。これが腹圧と呼ばれるものです。
トレーニングベルトを巻くことで、通常の状態に比べてこの腹圧を高めることができます。
腹圧を高めることで、背骨を伸ばすように、背骨のサポーターのような作用が起こるため、腰周辺の怪我の予防につながります。
腹圧が高まると、上半身と下半身に1本の芯ができるように安定感が増します。安定感が増すことで、より筋出力が高まり、カラダ全体のバランスが向上するため、筋トレ時のパフォーマンスの向上に効果を発揮します。

①筋トレのパフォーマンス向上

筋トレのパフォーマンス向上には、この「腹圧」の存在は必要不可欠です。
腹圧が高まることで、カラダ全体のバランスと筋出力が向上することで、筋トレ種目全般に効果を発揮します。
内容がズレますが、出産の際にもこの腹圧が非常に大きな役割を持ちます。よく出産時に独特な呼吸法を使っていますよね。あれは、腹圧を高めることで、カラダ内部の大きな圧力によって赤ちゃんを外の世界に出してあげようとしているわけです。
つまり、”生命の誕生の際にも、腹圧が大きく貢献している”わけです。生命の誕生の際にも非常に重要な役割を持つ腹圧は、筋トレにおいても同様に、パフォーマン向上に大きな意味を持っています。
これは決して極端な話ではなく、腹圧がうまく使えるか使えないかで、例としてデッドリフトの場合では”30kg~60kg”以上も重い重量を扱うこともできてしまうのです。
またこれは筋出力向上だけではなく、カラダ全体の安定感の向上にも効果を発揮するため、重いバーベルを持ったとしても、カラダがブレることなく適切なフォームでの動作を可能にする効果も併せ持ちます。
そのため、腹圧をうまく使えるか使えないかで、筋トレの効果は大きく左右するということです。

②筋トレによる怪我の防止

トレーニングベルトを装着することで、腹圧が高まるということは、腰を保護するする効果も同時に持ちます。
床に置いてある重いものを持ち上げようとすると、カラダの支点に当たる腰に大きな負担がかかりますが、腹圧が高まることによって、体幹内部からの支える力が加わるため、腰への負担を軽減させることができます。
腹圧が低い状態というのは、例として、空気のないタイヤは、クッション性が悪くて走りにくいですよね。それと同様に、腹圧をしっかりとかけていれば、しっかりと腰を支えてくれる力を得ることができるわけです。
そのため、デッドリフトや、スクワットなどの種目の場合、腰に大きな負担がかかるため、この腹圧をしっかりとかけることで、内側からカラダを支える力を発揮することで、腰を痛めにくく、かつ高い筋出力を発揮したトレーニングが可能になるということです。
これにより、筋トレを行う際の腰の怪我の防止に効果を発揮します。

関連するまとめ

ピッチャーのトレーニングにメディシンボール

めいっぱいに伸ばしたゴムを離すと遠くに飛んでいくように、筋肉は伸ばされたところから急激に収縮することで効率よ…

スロートレーニングのメリット

スロートレーニングとは筋トレをゆっくりとした動作で行うトレーニング。

近未来型EMSトレーニング・ジム「SIXPAD STATION」2号店をオープン!

株式会社MTGは、身に着けるトレーニング・ギア『SIXPAD(シックスパッド)』ブランドより、近未来型EMS…