はじめに

プロ野球もオフシーズンになると自由契約選手や戦力外通告を受ける選手海外移籍を求める選手。そしてFA宣言する選手などがいますね。
12月を騒がすのFA宣言する選手ですね。どの移籍先に落ち着くのか注目を集めますが、その移籍した先に待ち受けるのが、人的補償か金銭補償になりますね。人的補償?と言葉だけ聞くとどういう事だろうと思う方もいるのではないのでしょうか?今回はそんな人的補償のルールについて少しですが紹介したいと思います。

FA権とは

まずはFA権からおさらいしましょう。
フリーエージェントとは、いずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ選手のことです。フリーエージェントとなることができる権利を「フリーエージェント(FA)権」、選手がFA権を行使することを「FA宣言」といいます。
日本野球機構(NPB)組織のいずれの球団とも選手契約を締結できる「国内FA」と、外国のいかなるプロ野球組織の球団も含め、国内外のいずれの球団とも選手契約を締結できる「海外FA」の2種類があります。「国内FA」権を取得するには原則として8シーズン、「海外FA」権を取得するには9シーズンの出場選手登録日数が必要です。また、一度FA権を行使して球団と契約した選手は出場選手登録が4シーズンに達したときに「海外FA」となる資格を取得します。

選手はFA宣言したうえで移籍せずに前所属球団と契約することもできる。FA移籍が成立した場合、一定の条件下で移籍先球団から移籍元球団へ金銭補償や人的補償が必要になる場合がある。現行制度では、外国人を除く年俸上位11位以下の選手(Cランク)のFA移籍においては補償は不要である。

人的補償にあたるのは

◆ Aランク(外国人選手を除くチーム内の年俸上位1位~3位)
・人的補償 + 年俸の50%相当の金銭
 or
・年俸の80%相当の金銭

◆Bランク(外国人選手を除くチーム内の年俸上位4位~10位)
・人的補償 + 年俸の40%相当の金銭
 or
・年俸の60%相当の金銭

◆Cランク(外国人選手を除くチーム内の年俸上位11位以下)
補償の必要なし

人的補償による獲得の制限

以下の選手は人的補償選手として獲得する事ができません。

◆プロテクトした28名の選手。
◆FA権取得により外国人枠の適用外になった選手を含む外国人選手。
◆直近のドラフトで獲得した新人選手。

なお、以下の日本人選手はプロテクト枠に含まれなければ人的補償の対象になる。
◆支配下選手登録されたトレード・自由契約選手
◆複数年契約選手

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