脚への負担を減らし、動きをスムーズにするために一番大切なのは、姿勢。

笹川スポーツ財団による調査「成人のジョギング・ランニング実施率の推移」によると、近年の健康志向の高まりに伴い、スポーツ人口が全年齢において増加傾向にあると言われています。しかし一方で、「走り方」というのは実は誰にも教わらずに行っている人がほとんど。健康のために行っているはずのランニングも、しっかりと大切なポイントを押さえなければ身体の歪みを助長させてしまったり、怪我をしてしまったりします。

自分でできる“歪み“のセルフチェック方法

ランナーの多くは、自分の身体の歪みに気づかずにランニングを続けている人が多くいます。まずは、自分の身体は歪んでいないか、しっかりチェックをしてみましょう。

セルフチェック法① 片足スクワット

片足でスクワットをして、安定感をチェック。鏡を見て、膝が内側に入る、腰の捻りが伴う、足首がグラつくという人は、どこかの筋肉がうまく動いてなかったり、動かし方が悪かったりする証拠です。

セルフチェック法② トレーニング翌朝の疲労

■全身の疲労感
ランニングだけでなく睡眠時間、仕事の量、飲酒も含めて休養とのバランスを考えましょう。

■寝起きの数歩
起きて歩き始めた時に足の裏に違和感があったり、ふくらはぎや関節の動きの悪さを感じたら、怪我の前兆です。

■階段の上り下り
どこかの部位に痛みや強い張りを感じたらすぐに対応(ストレッチ・マッサージ)することがポイント

ランニング時の姿勢のポイント

歪んだ体のままランニングを行わないように、下記の3点を注意してみてください。

1. 肩甲骨を寄せるように胸を張る
2. 胸を張ったことで腰が反ってしまうので、その負担が軽減するようにお腹を引っ込める
3. 肩を下げて、首を長くして、重心の位置が高い位置でキープ

姿勢が良いと着地した瞬間に重心移動がスムーズにできるため、身体への負担を減らしてくれます。着地の瞬間は0.1~0.2秒とほんの一瞬なのですが、この瞬間に体重の数倍の負荷がかかり、この時の動きによって推進力が大きく変わるのです。そのためには、姿勢や腕の振り方を修正するだけで、特に初心者ランナーは大きな変化が出るようになります。姿勢の修正は、ランニングの改善だけでなく、ダイエットや肩こり、腰痛の改善にも良い影響を与えてくれます。ランニングを習慣として取り入れている人は、一度走る時の姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。

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