はじめに

ブドウ糖というと誰もが聞いた事のある成分ですよね。
ご飯やパンにも入っていて、脳の働きにも大切な役割を持っています。
しかしブドウ糖の名前は知っていても、あまり役割を知らない方の方が多いのではないのでしょうか?
今回はそんなブドウ糖の役割を少しですが紹介したいと思います。

ブドウ糖

ブドウ糖は自然界に最も多く存在する単糖の一種です。ブドウ糖の名前は、ブドウに豊富に含まれていることからつけられたといわれています。
食品では、穀類やブドウ、バナナ、アンズなどの果物、はちみつなどに豊富に含まれています。

エネルギー源になる栄養素は三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質です。運動時のエネルギー源は、一般的に運動を始めて15分までは糖質のみ、15分からは少量のたんぱく質も使われるようになります。30分以上運動を続けると脂質が使われ始めます。しかし、糖質がなければ脂質も十分にエネルギーとして活用できません。特に脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源で、1日に約150gのブドウ糖を使って、脳は活動しています。

効果

脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖は、脳を活性化させ、集中力や記憶力を高める効果があります。睡眠中でも体は休んでいますが、脳ではエネルギーが消費されています。そのため、朝にはブドウ糖はほとんどなくなっているといわれています。
朝食をしっかりと摂ることでブドウ糖が補給されるので、脳の活性化につながります。また、エネルギーがつくられると同時に熱も発生するため、体温上昇効果も期待できます。
研究によると、朝食を食べるグループと食べないグループに分けて学業成績との関連を調べたところ、朝食を食べたグループの方が学業成績が良かったという結果も出ています。このことからも朝食を摂り、しっかりとエネルギーを補うことで脳の活性化ができると考えられます。

ブドウ糖などの糖質が不足すると身体が疲れやすくなってしまいます。このような状態では疲労がたまるばかりになってしまうため、脳がエネルギー不足にならないように3度の食事からしっかりと栄養を補うことが大切です

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